まさかの同居提案
家賃に苦しむ俺。
イケメン同僚の「相馬 優」とルームシェアすることに――!?
でも彼(?)の頭の中は、意外すぎる理由でいっぱいだった……。
会社の休憩室で、俺はため息をついていた。
「はぁ……」
財布の中身はスカスカ。
給料日まで、あと二週間。
毎月の家賃が――俺の首をじわじわと絞めてくる。
(都心のワンルームって、なんでこんなに高いんだよ……)
頭を抱えていると、影が差した。
「佐藤」
低くて通る声。振り返れば、同僚の相馬 優が立っていた。
背が高くてスーツも似合う。社内でも女子の視線を集める“爽やかイケメン”。
――少なくとも、他人にはそう映ってる。
「……なあ、優」
「何だ」
「ルームシェアしないか?」
俺が口にした瞬間、優の眉がピクリと動いた。
「は?」
「家賃、半分になるだろ。俺も助かるし」
一拍置いて、優は俺をじっと見た。
(え、なにその目……断られるパターンか?)
しかし次の瞬間――
「……なるほど」
クールな表情の裏で、優の頭の中では。
(家賃が浮いたら……あの限定スイーツ買える!)
(あと、この前見かけたアクセサリーも……♡)
心の中でめちゃくちゃ弾んでいた。
だが、口から出たのは冷静な一言。
「……仕方ないな。付き合ってやるよ」
「えっ!? いいのかよ!?」
「その代わり、掃除はお前がやれ」
「は? そっちだろ!」
気づけば、漫才みたいな掛け合いになっていた。
(……でも、本当にこいつと住むことになるのか?)
優は、真顔で言った。
「本気だぞ」
……まじか!?
同居人の正体が“女”だなんて知らずに――
俺は、理性と戦う日々が始まることを、この時まだ何も分かっていなかった。
ここまで読んでくださってありがとうございます!
葵の金欠、優のギャップ思考(笑)、そして「ルームシェア決定」までが第1話でした。
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次回――同居生活スタート!
夜の廊下で“衝撃の光景”を見てしまう葵。
読者のみなさんも「え、まじで!?」ってなるはずです。
続きもぜひお楽しみに!




