第78話
イーストラディアまで帰ってきた3人は冒険者ギルドに討伐完了の報告をしにやってきた。
3人がギルドに入るとギルマスのリーザが出迎えてくれた。
「あんたら帰ってきたのかい?」
「はい」
「ティアとマリーが倒したエメラルドドラゴンとアースドラゴンの報酬があるから、こっちに来てくれ。レオンはお客さんが来てるよ」
「お客さん?」
「あっちの部屋に待たせてある。」
「じゃあ私達はリーザさんと話するから、先に終わったら待ってて」
「わかった。」
レオンがドアをノックし、部屋に入る
「失礼します。」
「レオンさん、お待ちしておりました。」
「えっと、あなたは?」
「お初にお目にかかります。私、ここイーストラディアで貿易を行っているベイカー商会のリカルド・ベイカーと申します。」
「はぁ、商会の方がオレに何か」
「ドラゴン襲撃の際、港には商会が所有する船が多く停泊していましてね。レオンさんがいなければ、多大な損害が出ているところでした。」
あー、ティアとマリーがかわした攻撃がこっちに飛んできたから、被害が出ないように奥義で吹き飛ばしてたっけ
「あー、そうなんですね。」
「それで何かお礼がしたいのですが、何がいいでしょうか?」
「えーと」
「商会では他国との貿易でたくさんの商品を取り合っておりますし、ドラゴン討伐報酬程の金貨でも構いません。何か欲しい物がお有りでしたら、お取り寄せ致しましょう。」
これ、たぶん断っても聞き入れてくれなさそうだし
商品って言われてもなー
かと言ってお金って言うのもあれだし
この先、必要になりそうな物はなんだろ?
貿易…船…あっこれだ
「あの、まだ予定すら決まってないんですけど、もし船で他の大陸へ移動することがあれば乗せていただくことって出来ます?」
「そんなことでよろしいのでしょうか?」
「そのオレ達、冒険者ですから、他の大陸へ行くかもしれないので、そうなると船に乗せていただけるとかなり助かるかなって」
「わかりました。その時は最高級の船旅をご用意しましょう。」
「では、その時はよろしくお願いします。」
リカルドとレオンは握手を交わした。




