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第72話

港には既に多くの冒険者が集まっていた。

「さてどうする?」


「ねぇ、あたしさ、新しく覚えた魔法試してみたいんだよね。」


「私は」

ティアにウンディーネが話しかけて来た。


ティアさん、ドラゴン相手であれば精霊剣の良い練習になりますよ。


「ウンディーネ?そう、なら私も精霊剣試してみようかしら」


「じゃあオレは2人のサポートに回るよ」


「えぇ、レオンはドラゴンを街に近づけさせないようにして」


「ねぇ、ティアに魔法かけていい?」


「なんの魔法?」


「飛べるようになる魔法」

「フライ」

ティアに魔法をかける


「ちょっと、えっ、何?浮いてる?マリーこれ?」


「あたしが新しく覚えた魔法だよ」


「じゃあ、あたしも」

自分自身にもフライの魔法をかける。


「凄い、2人が飛んでる。」


ティアは少しの時間で要領を覚えたようだった。


「じゃあ、あたしはエメラルドドラゴン倒すから、ティアはアースドラゴンよろしくね」


「いいわよ。」


「じゃあレオンはまず争ってるあの2体を分断させて」


「任せろ」















港にエメラルドドラゴンとアースドラゴンが近づいて来た。


レオンが冒険者達の前に飛び出し、剣を構えた。

「おい、あれレオンじゃねぇか?」

「間違いねぇ、竜殺しのレオンじゃねぇか」


「行くぞ、アルカナ流 第3の奥義『蒼流烈空刃』」

レオンの振り下ろした剣から発生した衝撃波は海を切り裂きながら進み、争っていたドラゴンの間を通り過ぎ、2体を分断させた。



「じゃあ」

「行っくよー」


フライの魔法で飛び上がったティアとマリーはドラゴンの方へと飛んでいく。



2体のドラゴンは攻撃してきたレオンの方を見ていた。


「ライトニングスピア」

マリーはエメラルドドラゴンの注意を引くため、雷魔法で攻撃にする。

その攻撃が当たり、マリーを認識したようだった。


「気付いたね。こっちだよ。」

マリーは上昇し、エメラルドドラゴンを引きつける。


「ティア、そっちよろしく」


「任せて」

マリーに手で合図をする。












ティアside


「我が名はティア・スカーレット 契約の元、現れよ。ウンディーネ」

ティアはウンディーネを召喚、続けて

「水の大精霊 ウンディーネよ、我が剣に」

そして精霊剣をアースドラゴンに向けて、振り下ろす。


ティアの剣から放たれた水の刃がアースドラゴンに直撃する。

しかしアースドラゴンの鱗は硬く、傷が付かなかった。


「アースドラゴンって硬いのね」


そうですね。その分、今のティアさんの練習相手に持ってこいな相手です。普通の魔物では今の一撃で大抵真っ二つになってしまうので


「なんか精霊剣が恐ろしくなってきたわ。」


ティアさん、来ます。


アースドラゴンがストーンバレットで攻撃してきた。

ティアは上昇してそれをかわす。


「危ない、危ない」


ティアさん、剣を振り下ろすスピードを上げてみましょうか?それによって威力が上がるので


「わかったわ。次はもっと速く」

ティアは振り下ろすスピードを上げて、水の刃の速度を上げる。

アースドラゴンに当たり、鱗に傷が付いた。


「なるほど、なんとなくコツが掴めて来たわ。」


その調子です。ティアさん













マリーside

マリーはエメラルドドラゴンに魔法で攻撃していたが、素早くかわされていた。

「中々のスピードだね。これならどう?」


「フリージングブレス」


マリーの魔法によりエメラルドドラゴンの体を凍りつく。


「グァァァァァーーーーーーーー」

しかしあっという間に体の氷を溶かしてしまった。



「へぇ、ならレイジングフレイム」

炎がエメラルドドラゴンを包み込む。



「グァァ、グッ、ガァァァァァァァァァァ」

エメラルドドラゴンは風魔法でその炎をかき消した。


「そうくるか」















ティアside

「くらいなさい」


ティアとアースドラゴンが空中戦を広げていた。


「何枚か鱗が剥がれたけど、本体へのダメージは少なそうね。」


アースドラゴンがロックバレットをティアに向けて放ってくる。


ティアは連続で水の刃を放ち、ロックバレットを相殺する。


「流石にこのままだと埒があかないわね。ねぇ、ウンディーネ、他に何かないの?」


そうですね。精霊剣奥義とかありますよ。


「ちょっと、そういうのはもう少し早く教えてくれない?」


いえ、ある程度、精霊剣を使いこなさないと使えませんでしたから。


「それで今の私は使えるの?」


はい、もちろん。


「じゃあやり方教えて」


ではまず……

















マリーside


「じゃあ、そろそろ決着つけようか」


マリーはエメラルドドラゴンに向け拘束魔法を放った。

「クロスバインド」


レオンに教えてもらったクロスバインドにより、エメラルドドラゴンは全く動けなくなってしまった。


マリーは手を上にかかげ、エメラルドドラゴンの上空に雷雲を作り出す。

そして雷鳴が轟き出す。







「落ちろ、サンダージャッジメント!!」







雷雲から落ちた雷がエメラルドドラゴンに直撃


その威力は計り知れない程で、エメラルドドラゴンは即死し、海に落ちるのだった。


「よし、ティアの方は?」

マリーはティアの方に目を向ける。
















ティアside

「こっちに来なさい」

ティアは港に降り、上空からティアに向かってくるアースドラゴンに向かって剣を構える。


いいですか?近付けば近付く程、威力が上がりますが、その分、危険が伴います。相手の距離に気を付けて下さい。


「わかったわ。」


5…4…3…2…1 今だ



「精霊剣奥義 聖凰水龍斬」



ティアの剣から放たれた水の刃は龍に姿を変え、アースドラゴンを真っ二つに切り裂くのだった。






マリーが空から降りて来た。

「ティア、やるじゃん」


「マリーこそ」


2人はハイタッチをし、勝利を喜んだ。









ティアとマリーがドラゴンとの空中戦を繰り広げていた頃、地上にいたレオンはというと


「ティアとマリー、攻撃かわすのはいいけど、港の被害を考えてくれないかな?あっ、また来たアルカナ流奥義 双龍炎撃破」


レオンは港への被害を最小限に抑えようと奮闘していたのだった。


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