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第6話

マグナスに会うため、鍛治工房の近くまでやってきたレオン達

「地図によるとこの近くみたいね」

ティアが辺りを見渡すと


「出ていけぇーーー」

「なんだよ、こっちは客だぞ?」

「わしは実力のあるやつにしか剣は打たん」

「俺に実力がないってのか?」

「見たらわかる。さっさと出ていけぇーー」

店先で怒鳴り声を上げている姿が見えた。


「ねぇ、もしかして」

マリーが指を指す


「地図によるとあそこね」


「大丈夫ですかね?」


「まぁギルドマスターからの紹介だし」


「とりあえず行きましょう」


そして3人は店に入って行く。



「すみませーん、マグナスさんいらっしゃいますか?」


「わしがマグナスじゃが」


「僕はレオンと言います。こっちは」

「ティアです」

「マリーです」


「ヴァルフレアさんの紹介で来たんですが」


マグナスにヴァルフレアからの紹介状を渡す。

「確かにヴァルフレアの紹介状じゃな」


「で、お前さんは剣が欲しいと」


「はい」


「無理じゃな」


「えっなんで?」


「理由を教えて下さい」


「お前さん、ヴァルフレアにSランク、Aランク相当と言われたんじゃろ?」


「はい」


「オリハルコンとまでは言わんがミスリルくらいでないと、お前さんの実力には耐えられんじゃろ。じゃが、今はミスリルが不足していてな、作ってあげたくても無理という話じゃ」


ティアはマグナスに尋ねる。

「それでは、ミスリルを取ってきたら、レオンくんの剣を作ってもらえるんでしょうか?」


「もちろんじゃ」


「でもミスリルって」


「今の私達では高額で買えないわね」


「でもヴァルフレアさんに貰ったお金ありますよね?」


「今のミスリルの相場が金貨30枚だから、金貨15枚では足りないわね」


「金貨15枚、あやつ加工料分だけ渡したのぉ」


「あたしの中でギルマスの評価が急降下してるよ」

「奇遇ね、私もそう思うわ」


「あやつ、この嬢ちゃん達に何かしたのか?」


「マグナスさん、どうにかしてミスリルを手に入れることって出来ないんですか?」

レオンはマグナスに尋ねる


「あるかどうかわからんが心当たりはある」


「教えて下さい」


「ここから北に行くとザムラス鉱山がある。昔はミスリル鉱山として有名だったんじゃが、何十年も前に採り尽くして、今は廃鉱になっておるんじゃ。全て掘り返したわけじゃないから、たまにミスリルが見つかることがあるんじゃよ」


「それって勝手に持っていっていいんでしょうか?」


「既に廃鉱になっとるからの、領主も認めておる」


レオン達はそのザムラス鉱山に向かうことにした。


「お前さんにこれを貸そう」

マグナスは剣をレオンに渡す。


「この剣は?」


「お前さんの剣を作るのに、お前さんの癖を知りたくての。それは使った者の癖を記憶する剣じゃ」


「癖ですか?」



「人には個人差がある。使う人間に一番あった物を作るにはまず癖を知らないとダメなんじゃよ」


「つまり、これを使えば使う程」


「お前さんに合った剣が出来るということじゃ」

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