表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
69/101

第68話

ジョーリはエクスプロージョンを間一髪で避けることが出来た。


「手加減したとはいえ、避けるとは流石、王立大学の講師だね。」


「な、なんだと?上級火魔法を無詠唱で発動しただと?」


「はい?何言ってるの?無詠唱なんて当たり前でしょ?」


「なに?」


「ならこれならどう、タイダルウェーブ」

津波がジョーリを襲う。


「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」


ジョーリは息を切らしているが、なんとか耐えたようだった。





「そろそろ時間だね、じゃあこれで最後にしようか?」

マリーは手を掲げ、上空に雷雲を作り始める。


「この魔法はまさか雷上級魔法の…」



雷雲から雷鳴が轟き始める。


「サンダージャッ」

マリーが魔法を発動させようとした瞬間



「烈空翔破斬」


「風神爆流破」


2人の奥義により、雷雲は消え去った。


「なっ!」


「はぁ、はぁ、間に合ってよかった。」



2人は急いで来たため、肩で息をしていた。


「ちょっとティア、レオン、今いいとこだったのに、何、邪魔してくれてんの?」


「マリー、あなたこの人、殺す気なの?」

ティアがマリーに詰め寄る。


「大丈夫でしょ?この人、王立大学を首席で卒業したって言ってたし、あたしとは魔法のレベルが違うとも言ってたから」


レオンは座り込んでいるジョーリに話しかける。


「あのー、大丈夫ですか?」


ジョーリが立ち上がり

「わたくしはこれで失礼する」

と言い残して、どこかへ行ってしまった。



「あっ、行っちゃった。」

レオンはその後ろ姿を眺めていた。




「ちょっと聞いてるの?マリー」


「ごめんティア、あたし、そろそろミレーナちゃんに魔法教えないといけないから、もう行くね。」


「あぁもう」


出発日の前日まで何事もなく、マリーはミレーナに魔法を教えるのだった。












「ありえない。杖もなく、指輪もなしに無詠唱で魔法を使うなど、絶対にありえない。」

「しかも最後に使おうとした魔法は優秀な魔法使いが10人以上集まらないと発動不可能なサンダージャッジメントではないですか、一体どうやって」

ジョーリは与えられた大学の部屋で1人呟いていた。














ミレーナに魔法を教える最終日

「マリー先生、この1週間ありがとうございました。」

ミレーナはマリーに頭を下げる。


「気にしなくていいよ。あたしも魔術書読ませてもらったし」


「マリー先生、戻って来たら、また教えてくれる?」


「そうだね。じゃあミレーナちゃんに宿題出しておこうか?」


「宿題?」


「そう、ミレーナちゃん、手を出して」


ミレーナは手を出し、マリーはその手に自分の手を重ねる。

そしてミレーナが魔法を習いたいと言い出した花火の魔法を発動させた。


「ミレーナちゃん、この感覚わかる?」


「うーん、複雑すぎてわからない。」


「じゃあ、これが宿題。あたし達が王都に帰ってくるまでに出来るようになったら、ご褒美に美味しいお菓子をプレゼントしよう。」


「約束だよ。マリー先生」


「うん、約束。じゃあ、またね、ミレーナちゃん」


こうして1週間に及ぶマリーの魔法授業は終わったのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ