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第66話

マリーはミレーナを教える2時間前にお城に行き、魔術書を読み、午後からミレーナに魔法を教えることが3日続いた。



そして4日目

「残り1冊か、流石にハイペースすぎたかな?でもミレーナちゃんの習得スピード舐めてたら、あっという間に置いてかれそうだしなぁ」

マリーは残り1冊の魔術書を手に取り、読み始めそうとした時に声をかけられた。


「あなたがマリー・イーグレットさんですか?」


「そうですけど」


「わたくし、王立大学で魔法の講師をしているジョーリ・シエートと申します。」


「はぁ」


「ミレーナ様に魔法を教えているとお聞きしましたが」


「えぇ」


「ミレーナ様がお可哀想だ。」


「はぁ?」


「お分かりにならないのですか?冒険者如きにミレーナ様に魔法を教えるなど烏滸がましいにも程があるということに」


「あたしはミレーナちゃんに教えて欲しいと頼まれたので教えているだけです。」


「それはあなたがミレーナ様を助けたから、懐かれただけにすぎないでしょ?」


「それは……」


「魔法だってそうです。王立大学を首席で卒業したわたくしとあなたでは魔法のレベルが違うのですよ」


「はぁ?なら試して見ますか?どちらが魔法の腕が上かを」

魔法使いとしてのマリーのプライドが許さなかった。


「では、わたくしが勝てば、金輪際、ミレーナ様

に関わらないで下さい。」


「えぇ構いませんよ。」

ミレーナちゃんのためにも絶対に勝つ。







お城の外にある広い練習場までやってきた。

マリーは左手薬指にしていた絆のリングを外していた。

道具のせいとか言われても腹が立つからという簡単な理由だった。


「魔法使いらしく魔法で勝負といきましょう。まぁ、あなたが大怪我を負っても回復して差し上げますので」


「ご丁寧にどうも。準備は出来てますから、いつでもかかってきて下さい。」


「舐めているのですか?」


「何がです?」


「杖持たず、指輪もせず、魔法を使う?本当にミレーナ様が可哀想だ。」


「急いでくれます?あたし午後からミレーナちゃんに魔法を教えないといけないので」


「いいでしょう?見せてあげましょう。」


「燃え盛る赤き炎よ、ここに集まりて、全て焼き尽くせ レイジングフレイム」


「はぁ?」

マリー呆れた表情をする。



ジョーリが放った魔法により、炎がマリーを包み込もうとした。



「アクアストーム」

マリーの魔法でその炎はかき消えた。



「あなた一体、何を?」


「何って、水魔法で火を消しただけですが?」



なんだ?今のは?詠唱もせずに魔法を発動させただと?いやそんなわけない。




「これならどうです。天の雷よ、その者に裁きを下せ、サンダーブレード」


「はぁ、またか」

マリーはため息が出てしまう。


「ロックバレット」

マリーはロックバレットでサンダーブレードを相殺させる。


「何をした?」


「何をしたって相殺させただけだけど?というか、さっきからなんなの?舐めてるの?」


「舐めてるのはそちらです。」


「もういいや、エクスプロージョン」

練習場で大きな爆発が起こる。


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