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第64話

止まった馬車から降りて来たのはミレーナだった。


「ミレーナちゃん!?」


「マリー先生、お久しぶりです。あれから毎日、魔法の練習してるんだ。ねぇねぇ私の魔法見てくれる?」


「えーと」

マリーは2人を見る。


「マリー、行ってきたら?」


「そうそう」


「ありがとう。」


「じゃあ、ミレーナちゃん行こっか?」


「うん」

マリーはミレーナと一緒に馬車に乗り、王城へと行ってしまった。

それを見送ったレオンとティア


「さて、どうしようか?」


「そうね、デートでもする?」


「えっ!?」


「ほら行きましょう。」


ティアはレオンの手を掴み歩き出す。


「えっ、ちょっとティア!?」


そうして、2人は人混みに消えていった。












一方、王城に到着したマリーはミレーナの魔法の成果を見ていた。


「マリー先生、見てて」


ミレーナはマリーに教えられた魔法の全てを完璧にマスターしていた。


「えっと、ミレーナちゃん」


「なんですか?マリー先生」


「ちょっと待って、教えてから1ヶ月くらいだよね!?」


「うん、そうだよ。マリー先生から教えて貰ってから、毎日練習したんだ」




うん、ミレーナちゃんは魔法の天才だ。

私でも数年かかったことをしかも1ヶ月くらいで全て覚えた。

子供だから飲み込みが早いのかもしれない。

でも明らかに習得スピードが違う。

これは非常にまずい。

あたしはミレーナちゃんの先生だ。

なら、することはただ一つ

あたしがミレーナちゃんより先に全魔法習得して、先生としての威厳を保つ

ミレーナちゃんに魔法を教えて、習得するまでの間にあたしがどれだけ覚えられるかなんだよね。

「魔術書でもあればなー」


「あるよー」


「ん?何が」


「魔術書」


「魔術書?」


「お城の中ね、たくさんの本がある部屋があって、そこにたくさんの魔術書があるんだ。でもね、マリー先生の教え方と違うからよくわからなかった。」


「ミレーナちゃん、そこ連れて行って、お願い」


「わかった。こっち」

ミレーナがマリーの手を引いて部屋まで案内する


「凄い本の数」


「マリー先生こっち」


「へぇー初級から上級まである。どれどれ」

マリーが適当に魔術書を手に取り、本を広げる。


「はい?」


「どうしたのマリー先生?」


「なんでこんな簡単な魔法をここまで難しくしてんの?」


「他には〜」


「あっこれあたし知らない魔法だ。どれどれ」

マリーが魔術書をペラペラとめくる。


「あー、なるほどね。わかった。」


「マリー先生出来るの?」


「試しにやってみようか」


「この魔法は物を宙に浮かす魔法だって」


マリーが手に魔力を集める。

「フライ」


マリーに魔法によって本が浮かび上がった。


「すごい、すごい。」


「ねぇねぇ、マリー先生、この魔法出来る?」

ミレーナが見せてきた魔術書を手に取り


「えーと、これがこうなって、あれがああなって、よしわかった」


「じゃあやるよ」

マリーはミレーナに魔法を見せる。


それから数時間、マリーは新たな魔法を覚えまくった。

ミレーナはなんでも出来るマリーに尊敬の念を抱いていた。


結局、マリーはミレーナが返してくれず、そのままお城に泊まることになったのだった。





マリーはミレーナの自室で一緒に寝ることになり、2人はベッドに潜った。

「マリー先生、冒険のお話聞かせて」


「いいよ。何話そうか?」


「新しい冒険の話が聞きたい」


「この前、ノースラディアに言ったんだけどね」


「うんうん」


「その北に静寂の泉って場所があって」


「知ってる。きれいな泉だよね。」


「そうそう、そこに水の大精霊がね…………あっ!」


「水の大精霊ってなに?」


「そん…なこと言った…かな〜?」

目が泳ぐマリー


「マリー先生」

ミレーナがじーと見つめてくる


「えーと」

ミレーナがさらにじーと見つめてくる


「その…」

ミレーナが顔を近づけてじーと見つめてくる


「えーと、水の大精霊っていうのは」

ミレーナに負けて、全て話してしまったマリーであった。


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