第62話
3人は応接室に通された。
「帰って来たのかい?無事で何よりだよ。」
「すみません」
「それで何かわかったかい?」
「泉に行ったら、鳥型の大きな魔物が襲って来たんですよ。倒そうと思ったんですけど、結構素早くて、雷上級魔法使ったら、驚いたのか、北の遠くの方に逃げて行ってしまいました。いなくなったら、霧が消えたのでおそらくあれが発生させてたみたいです。」
「そんな魔物がいたのかい?」
「えぇ、今まで被害がなかったのは偶然だったのかもしれませんね。」
「ありがとう。でもまた戻ってくるかもしれないから、警戒は怠らないようにするよ。ありがとう」
「いえ逃してしまってすみません」
「逃げられたものは仕方ないさ」
応接室から出てきた3人
「あの」
先程見かけた女性冒険者達が話しかけてきた。
「ティアさん、マリーさん」
「お二人はその…レオンさんとご結婚されたんですか?」
「はい?結婚?」
「あ、じゃあレオンさんにプロポーズされたんですね。」
「プロポーズ!?」
「お揃いの指輪なんて素敵ですよね〜」
「ねぇー」
「あっ邪魔しちゃ悪いので私たちはこの辺で」
「お幸せに〜」
そして3人はギルドを出て、誰もいない高台までやってきた。
「ねぇ、レオン」
「何?」
「さっきギルドで言われたことが気になって」
「その結婚とかプロポーズとか」
ティアが頷く
「私とレオンの関係って恋人でいいの?記憶戻ってから、まだハッキリ聞いてないし、そのお義姉さんのこともあるし」
「あらためて言うね。オレはティアのことが好きです。オレの恋人になって下さい。」
「はい」
レオンとティアが抱きしめ合う。
「ねぇ、あたしがいること忘れてない?」
「「ハッ!」」
「というか、あたしもレオンのこと好きだって言ったよね?忘れてない?」
「マリーのこと好きですから安心して」
「じゃあ、あたしもレオンの恋人になってもいいの?」
「はい」
「あらためてよろしくね。レオン」
マリーがレオンに抱きつく。
「でもマリー、私が正妻だから、そこは忘れてないでね」
「あたしは第二夫人でもいいけど、まぁレオン次第だからねぇ」
マリーはレオンを見る。
「レーオーン」
ティアがレオンを睨む
「ティアが正妻だから安心して」
ティアは笑顔に戻る。
「ティア、マリー」
2人はレオンを見る。
「これからもよろしく」
「「うん」」
ティアとマリー、2人は何があっても守ろうと
そして、自分が生まれた故郷の真実を知ろうと
記憶が戻ったレオンは心に誓うのだった。




