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第56話

僕達は街の北門で最終確認を行なっていた。

「忘れ物はなしっと」


「では出発しましょうか」


「そうだね。」


「おーい」

遠くから声がする。


「あれはウィリアムさん?」

ウィリアムがレオン達のところまで走って来た。


「どうしたんですか?」


「いや、君達に気をつけてと言いたくてね。」


「ねぇ、ティア」

「うん、マリー」


あー、また

「ありがとうございます。何かわかったら報告しますね。ほらティア、マリー行くよ。」

レオンは2人の背中を押し、出発したのだった。














静寂の泉までやってきたレオン達


「ねぇ、たしか近づくと霧が出てくるって言ってなかった?」


「えぇでも」


「霧なんて出てませんね。」


辺りを見渡すが霧など発生していない。


「今日はたまたま出なかっただけなのかな?」


「だとしたら、ギルドに調査依頼なんて来ないでしょ?」


レオンは泉の水を手で掬い上げる。

「特に変わった様子もなさ………」


レオンは泉の中心から波紋が広がるのを見つけた。

「ティア、マリー、泉の中に何かいるみたい」


そして波紋は大きくなり、水の中から、『それ』は現れた。


全身が青く、人のような姿をしていた。

「あれは人?それとも魔物?」



「あなた達を待っていました。」


「喋った!?」


「待っていたってどういうこと?」


「人の子よ」


『それ』は水を変化させ、剣に変えた。


「ティア、マリー、来るよ」


「その力を示しなさい」






『それ』は真っ直ぐにレオンに向かってきた。


『それ』による剣での攻撃をレオンはエクシードで受け止める。

「なんて威力だ」




「蒼波烈空刄」

すかさずティアが攻撃するが、それを避ける



「待ってたよ、サンダーブレード」

マリーの魔法が直撃した。





「見事な連携ですな。ではこれならどうでしょう?」

水が宙に浮かび、それが刃になってレオン達を襲う。






「レオン、ティア、あたしの後ろに」

レオンとティアがマリーの後ろに下がった。


「ウインドカッター」

風の刃と水の刃がぶつかり相殺させる。








「やはり見込み通りの方達ですね。それならこれでどうでしょう?」


レオン達の頭上に大きな水の塊が現れる。

「アクアブレス」


水の塊がレオン達を押し潰そうと落ちてくる。


「ティア行くよ」

「えぇ」


2人は飛び上がり


「貫けぇぇぇーーーー」

「閃空翔流撃」


レオンのエクシードとティアのセイレーンによる攻撃で水の塊を突き破る。



アクアブレスを凌いだと思った瞬間

その2人前に『それ』は現れた。


『それ』による剣の攻撃を2人は受け止めるが、落下の勢いもあり、地面に叩きつけられた。




「ヒールサークル」

すかさずマリーは治癒魔法で2人を回復させる。


「2人とも大丈夫?」


しかし3人が体制を立て直す前に『それ』が現れる。


それに気付いたレオンは咄嗟に飛び出し


「ティア、マリー危ない!」


2人を庇い、攻撃を受けたレオンは倒れるのだった。



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