第52話
マーケットに着いたレオンはいろいろな物を見て回った。
そして冒険者向けのアクセサリーを取り扱う露店を通りすぎようとした時
「あっ」
レオンはそこにあった物に惹かれた。
「あのコレって」
レオンが見つめる先には3つの指輪があった。
「それは絆のリングさ、その人への想いが強く、その人から自分への想いが強い程、自分の力に変わる指輪さ」
と店主の女性が説明してくれた。
「あのこれ下さい。」
「3つで金貨30枚になるけど、お兄ちゃん持ってるの?」
「大丈夫です。」
そしてレオンはお金を支払い、指輪を受け取った。
「ありがとね」
レオンが店から立ち去った後
「よぉ、すげぇな、あの兄ちゃんに買ってもらえるなんて」
商売の仲間が話しかけて来た。
「うん、あのお兄ちゃんがどうしたんだい?」
「おいおい、まさか知らねぇのか?今王都で話題沸騰中の『自由の風』のレオンだよ。」
「はい?あのお兄ちゃんが?」
「そうだよ。羨ましいな、全く」
「なるほどね、だからあの指輪を」
「うん?」
「いや、なんでもないよ。こっちの話さ」
その後、レオンがアクセサリーを買ったお店として有名になるのだが、彼女はまだ知らなかった。




