第48話
「ティア、マリーにお願いがあるんだけど」
「レオンがお願いって珍しいわね」
「行きたいところがあってさ」
「いいよ、でどこ行くの?」
「最初は甘いお菓子のお店」
「レオンってそんなに甘いもの好きだっけ?」
「普段は食べてないわよね。」
「僕が食べるわけじゃないから」
「じゃ誰かにプレゼント?」
「そう」
ティアはレオンに顔を近づける
「ねぇレオン」
「なに、ティア?」
「浮気はダメだと思うのよね」
「浮気?なんのこと?」
「それでどこの女なの?」
「何か勘違いしてない?」
「勘違い?」
「マグナスさんに言われたでしょ?」
「?」
「鍛治師のマグナスさんの師匠が王都にいるから、行く時はお菓子とティアとマリー連れて行けって」
「そういえばそう言われたような。」
「ねぇねぇレオン、なんの話?」
レオンが説明した。
「あーそれであたし達にお願いしたと」
「そう、ベヒーモス2体相手にしたから、点検してもらわないと思って。」
「ゴメン、レオン浮気なんて言って」
「いいよ。」
「じゃあ行きましょうか」
レオン達は甘いお菓子を買い、王都にあるマグナスの師匠の鍛治工房までやってきた。
「ここだね」
「すみません、マグナスさんの紹介で来ました。レオンと言います。」
「あんたら、『自由の風』じゃねぇか?」
「はいそうです。」
「ちょっと待ってな、親方ー」
「なんだ騒がしい、うん、お前さん達は」
「今、話題の『自由の風』な方っすよ、親方」
「はじめまして、レオンです」
「ティアです」
「マリーです」
「マグナスさんに紹介されてきました。こちらよかったら」
甘いお菓子を差し出すレオン
「中に入りな」
お菓子を受け取り、工房に案内される。
「俺はディアン・オーガスだ。よろしくな」
「よろしくお願いします。」
「まさか弟子が作った剣でクリムゾンドラゴン、ベヒーモス2体、ジャイアントフォレストキングベアを倒しまうとは、それで新しい剣でも作ってほしいのか?」
「今日は剣の点検をして欲しくて来ました。」
「2人の剣をちょっと見せてみな」
「嬢ちゃんのセイレーンは問題なしだな。」
「問題は坊主の方だな。剣に限界に来てる。これは新しく作った方がいいな。どうする?」
「お願いします。」
「……………………」
レオンは振り返り2人を見る
「「お願いします。」」
2人は頭を下げてお願いする。
「おう任せときな。最高の一品を作ってやる。坊主、この剣は預かるぞ。」
「はい」
「そうだな、3日後に来てくれ」
「わかりました。」
「しかしマグナスさんの言う通りの人だったわね。」
「2人には助かったよ」
「これからどうする?」
「昨日、留守にしてたギルドマスターのカインさんにお礼を言いに行きましょうか?」
「そうですね」




