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第47話

夕方になり、レオン達『自由の風』はもう一度、エドワードの屋敷へやってきた。


「待っていたよ」


「いろいろ服を用意させてもらったので気に入ったものをきて欲しい。」


「どれにすればいいか、わからなければ、こちらの執事とメイドに聞いてくれ」

そうして各々、選び始める。


ティアとマリーは楽しそうに選んでいたが、レオンは執事に選んでもらい、タキシードに着替え、ティアとマリーを待っていた。



ドレスに着替えたティアとマリーがやってきた

「ねぇ、レオン。変じゃないかしら?」

「どう?レオン」


「…………………」

普段から美人で可愛いと思ってはいたが、普段と違い大人びたメイクに、普段と違った髪型、そして綺麗なドレスを着た2人にレオンは見惚れてしまっていた。


「レオン?」


「あ、ゴメン、2人ともいつもより綺麗だから、その見惚れてて」


「そう、嬉しいわ」

「えへへ」


「レオンもカッコいいわよ」

「ありがとうティア」


じぃーとレオンを見つめるマリー

「なに?マリー」

「いやさ、レオンってさ、見た目悪くない、優しいし、しかもめちゃくちゃ強いわけじゃん?うちの子を嫁にとか言われないかな?って思って」


「マリー、何言ってるの?僕、冒険者だし、貴族って貴族同士で結婚するんじゃないの?」


「そうね。私とマリーでレオンは私達のだって見せつけないとね」


「だよね。」


「おーい聞いてる?」


そしてエドワードに連れられパーティー会場にまでやってきた。


「みなさん、ご存知かと思いますが、冒険者パーティ『自由の風』のレオン・アステール、ティア・スカーレット、マリー・イーグレットです。」

拍手が巻き起こる。


「あれが噂になっている冒険者パーティか」

「なんでも、たった3人で人身売買組織を壊滅させたと」

「あのマリーさんはミレーナ様の恩人で魔法の先生だそうよ。」

「姉の忘形見を助けていただいたご恩は何があっても返さねばな」

「マルニクス商会で話題になっている商品の素材はあのティアさんが倒した物だと聞いたぞ」

「なるほど、カインが頼んでくるだけはあるの」

「あやつが頼んでくるとは珍しいと思ったが礼節を弁えておるいい冒険者じゃな。」


ただでさえクリムゾンドラゴンを討伐したことで話題になっていたが王都での活躍とミレーナの件があり、貴族達の反応は好印象だった。



そしてレオン達は大変だった。

「うちの娘を助けていただき、なんとお礼を言ったらいいか」

「気にしないで下さい。」

というようなやりとりを何度も行うことになった。

ちなみに「うちの娘を嫁に」と言ってきた貴族もいたがティアとマリーがレオンの腕に絡みつき、牽制していたのだった。


エントランスに出たレオンは夜風に当たっていた。

「お疲れのようだね。レオンくん」


「エドワードさん」


「君達には本当に助かったよ」


「いえ、そんなことは」


「そうだ、これを渡しておこう」


「これは?」


「ターナ侯爵の関係者という証明みたいな物さ、自分より上の貴族の関係者だとわかれば、下手な扱いは出来なくなるからね。」


「ありがとうございます。」


「まぁ私がそんなことしなくても、ミレーナ様の恩人に手を出すバカはいないさ、そんなことしたら、王族に喧嘩を売るようなものだからね。」


「そうですね」



「そろそろパーティも終わりだね。帰りは君達を宿まで送っていこう」


「ありがとうございます。」


「では戻ろうか」


「はい」


レオン達は楽しい一時を過ごしたのだった

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