第46話
ギルド本部にやって来たレオン達
「お待たせしました」
「何やらレオン殿がお疲れの様だが大丈夫か」
「いえ大丈夫…です」
「それでは屋敷まで案内しよう」
「お願いします。」
王都にあるターナ侯爵の屋敷へやってきた。
「叔父上、『自由の風』の皆さんを連れて参りました」
「私はエドワード・ターナ。ターナ侯爵家の当主をしている。すまなかったね。もう少し早く会えていれば、君達は捕まることはなかっただろうに」
「いえ、ミレーナちゃんに助けられたので」
「驚いたよ。まさか、国王陛下の孫娘であるミレーナ様を助けていたとは」
「たまたまですよ」
「たまたまでも、それは君達の功績だ。それに誘拐されていた貴族の娘を助けたことで、多くの貴族達が君達の後ろ盾になってくれるだろう。それにミレーナ様に気に入れられている時点で、君達をよく思わない貴族達も手が出せなくなったと考えていい。」
「はい」
「しかし、王都中で君達はかなり噂になってるいるね。」
「え〜と、それはどんな噂なんですか?」
「ジャイアントフォレストキングベアを一撃で倒す、クールビューティー ティア」
「クリムゾンドラゴン、ベヒーモスを一撃で倒す最強剣士レオンまたの名を名犬レオン」
「あの名犬レオンって噂、なんとかすることってできませんか?」
「それは無理な相談だな。なんせそれを広めているのは、ミレーナ様だからな。とてもじゃないが私には無理だよ。」
「ミレーナちゃん一体何してくれてるの?」
レオンは頭を抱える
「レオン、流石に諦めなさい。」
ティアはレオンの背中をさすってあげた。
「あの、あたしはなんて呼ばれてるの?」
「ミレーナ様の魔法の師匠であり、新魔法の使い手マリー・イーグレット」
「「ちょっと、なんでマリーだけ、めちゃくちゃカッコいい噂なんですか?」」
「ティア、レオン、息合いすぎ、というか新魔法の使い手って何?」
「マリーさん、ミレーナ様に魔法を教えただろ?」
「えぇ、あたしが知ってる魔法全て教えましたけど」
「なんでも、その教え方が今までの魔法の教え方とは全く異なっていたらしくてね。今、学会では大変なことになっているらしい」
「マリーの魔法って普通よね?」
「記憶が戻った時のレオンだって、同じように使ってたし、あたしの魔法って何か変だった?」
「さぁ?」
「あいにく私も魔法には詳しくないのでね、そのうちわかるだろう。それで君達はこれからどうするのだね?」
「王都を中心に冒険者として活動しようと思ってます。」
「そうか、では君達お願いしたいことがあってね」
そういえば王都に来る前、侯爵の依頼を聞いてもらうとか言ってたなぁ
「なんでしょうか?」
「実は今夜、貴族達が集まるパーティーがあるのだが、是非とも君達『自由の風』に参加してもらいのだよ。」
「へ?」
「君達が助けた少女達がいるだろう?その子達の親から、君達に感謝を伝えたいので是非呼んでほしいと頼まれてね」
「わかりました。参加させていただきます。」
「ありがとう。では今日の夕方、この屋敷来てもらえるかな?そうそう、服はこちらで用意させてもらうから安心して欲しい。」
そうして3人はエドワードの屋敷を後にした。
「さて、これからどうします?」
「アリシアさんのオススメされた、まだ行ってない店に行こうよー」
「そうね、今はゆっくりしたいわ」
しかし、レオン達は有名になりすぎて、夕方まで宿に籠ることになるのだった。




