第41話
王都で爆発があり、辺りは騒然となった。
ベヒーモス2体の死骸と、そこには巨大な穴が空いていた。
その穴の下には多くの貴族達が見動きを拘束されており、行方不明になっていた貴族達の娘が捉えられていた。
捜査の結果、人身売買をはじめとした闇オークションの会場だと判明
人身売買を行っていた組織は壊滅
多くの貴族は地位を剥奪され
中には処刑される者も出るという大事件となったのだった。
そして組織を壊滅させた『自由の風』は国王陛下の前で尋問させられていた。
「ねぇちょっと、なんでこうなったわけ?」
「レオンがあれだけやればね」
「僕、その時の記憶ないんですけど」
本日、レオン達『自由の風』と会う予定をしていたターナ侯爵の家では緊急で話し合いが行われていた。
「何?『自由の風』の全員が捕まった?」
「どういうことか詳しく説明したまえ」
「闇オークションをしていた人身売買組織を壊滅させ、そこに集まっていた貴族を拘束した。と」
「叔父上、レオン殿達は」
「わかっている。アルフレッド、今すぐ国王様の元へ向かうぞ」
冒険者ギルド本部では
「ギルドマスター、『自由の風』の皆さんが」
アリシアが心配そうな声でギルドマスターに話しかけた。
「アリシアさんや大丈夫じゃ、わしには貴族の友人がたくさんおるからの、少し助けてもらえるようお願いしてくる。留守を任せたぞ。」
「はい。」
国王陛下の前で尋問を受けているレオン達『自由の風』
大臣がレオン達を問い詰めていた。
「つまり、お前達は、仲間を助けるために闇オークションの会場へ行ったと言うのだな?」
「はい。」
「ではどうして、闇オークションが開かれる場所を知っていたのだ?」
「それはマリーが魔法道具で私達に場所を教えてくれたからです。」
「見え透いた嘘を」
「嘘じゃありません」
「我々ですら、場所を把握出来ていなかったというのに、王都に来たばかりのお前達がどうして場所を特定出来るのだ。」
「だからそれは」
「どうせ自分達の命が惜しくて、組織の仲間や貴族連中を売ったのであろう。」
「ですから私達は」
「国王陛下、この者達は処刑にすべきです。」
この国の王 アレックス・ミストレアは
『自由の風』の3人をどうするべきか悩んでいた。
クリムゾンドラゴンを1人で討伐する力を持った存在であるレオン・アステール
ガーラムの森に現れたジャイアントフォレストキングベアを1人で討伐したティア・スカーレット
そしてもう1人、マリー・イーグレット
おそらく彼女こそがこの先一番の脅威になる存在になるであろう。
人身売買組織の壊滅、それに関わった貴族を摘発した功績は大きい。
どうしたものか?
「国王陛下、判決を」
その時、扉が開いた。




