第33話
レオン達はアリシアさんにオススメされた店に夕食を食べに来ていた。
「アリシアさんオススメのここのご飯は美味しいね」
「そうね」
レオンは1人浮かない顔をしていた。
「ティア、マリー、ミレーナちゃんを誘拐しようとしてたあの2人を逃したのまずかったかな?」
「そうね。王都の広さから考えると探し出すのは難しいでしょうね。」
「もし今後見つけたら、容赦無く魔法でやっつけてやる。」
「マリー、手加減はしてあげてね」
食事を終え店を後にする3人は宿に向かって歩いていた。
「たしか、あの角を曲がってすぐ出したっけ?」
「えぇ」
マリーは何かに気付き、服のポケットや鞄に手を入れて何かを探し始める。
「あれ、ない?」
「マリー、どうしたんですか?」
「あっ、ごめん、たぶんさっきの店で忘れ物しちゃったみたい。」
「もうマリー、何やってるのよ?」
「ごめん、ごめん」
「一緒に戻りましょうか?」
「大丈夫だから、先に宿で待ってて」
「でも日も落ちて、周りも暗いですし」
「大丈夫、大丈夫」
「えっ、でも」
「すぐ行って戻ってくるから」
そう言ってマリーは走って行ってしまった。
「レオン、大丈夫よ。先に宿に行って、マリーを待ちましょう?」
「そうですね」
そうして、2人は先に宿に行くことにした。
マリーはお店に戻り、忘れ物を受け取り鞄にしまった。
「あって良かった」
明日も早いし、ティアとレオン待たせてるから早く宿に戻らないと
マリーは宿に向かって歩き出す。
途中まで歩いたあたりで何かに気付く。
もしかしてあたし、囲まれてる?
気付かれないように魔法道具を鞄から取り出しセットする。
よし、これで、あたしに何かあっても、ティアとレオンは気付いてくれるはず
そしてマリーは歩きを止め
「あたしに何か用?」
周囲に聞こえるような大きな声を上げた。
「なんだ、気付いたのか?」
「昼間のお礼だよ」
昼間の誘拐犯2人が姿を見せた。
「へぇー、こっちだって、あなた達のこと許してないんだよね。サンダーブレード」
雷の剣が2人を吹っ飛ばす。
「「ぐぁぁーーーーー」」
「大人しく捕まりなさい」
「残念」
男がもう1人、マリーの後ろから斬りかかってきた。
「ストーンウォール」
魔法で壁を作り、攻撃を防ぐ
「なに!?」
「アイススピア」
襲ってきた男をマリーは氷で動けなくする。
「ねぇ、ん!?」
後ろにもう1人いた!?
「しまっ…」
マリーは気を失った。
「よし、早くこいつを連れて行くぞ」




