第23話
レオン、ティア、マリーの3人は王都へ向かう準備をしていた。
「レオンは食料の買い出しよろしくね。王都まで1週間くらいかかるから、保存の効く物を多めに」
「わかりました。」
「ティアと私は回復薬とかいろいろ買ってくるから」
「王都に行くことを甘く考えてたわ」
「まぁ今回は紅蓮の絆の皆さんと同じだから、僕達3人で行くよりは安心ですね。」
「あー、たしかにあの森を抜けるのは3人だと厳しいかな?」
「ガーラムの森でしたっけ?昆虫系の魔物や野党が多いんですよね?」
「………………虫嫌い」
「ティア?」
「あー、レオン」
「なんです?」
「森の中ではティアは戦力外だから」
「はい?」
「昔からの虫嫌いなんだよね。」
「そうなんですか?」
「そう。孤児院にいた頃、バッタがティアの方に飛んだんだけどさ、その時、私に上級火魔法で焼き尽くしてとか言ってきたくらいだからね。」
「あれ、僕達、Cランクに上がったら、3人で王都に行こうと話してませんでしたっけ?」
「うん。王都に行くには森を抜けるしかないし、どうしたものかといろいろ考えてたんだよね。」
「もし3人で森を抜けようとしたら?」
「当然、レオンと私がティアの護衛になって、森を抜ける2日間は全く休まらないということになるね。」
「流石に2人だとキツくないです?それ」
「だから今回の話は渡りに船なんだよ。」
「あはは…マリーには苦手なものってあります?」
「私はカエルが大の苦手」
「あれ?僕が倒れてた遺跡ってカエルの魔物多かったですよね?あの時どうしたんですか?」
「あの時はね、弱点が火魔法だから、ファイヤーウォールの応用で私達のまわりに壁を作って入口まで戻ったんだよね。」
「なんかご迷惑おかけしました」
「じゃあ、カエルの魔物が襲ってきたら、レオンに任せたね」
「はい」
なにかを思いついたティアは2人に発言する
「そうよ、レオンがドラゴン倒した時みたい、アルカナ流奥義で森ごと吹っ飛ばせばいいのよ」
「えーと、ティア、僕記憶ないからそんな奥義使えないし、それに森吹っ飛ばすなんてしたら、僕捕まっちゃうよ?」
「レオン、私のこと好きだよね?」
「それは好きだけど」
「じゃあ虫嫌いな私のためを思って」
「ティア、無茶言わないで」
「じゃあマリーが火魔法で森を」
「ティア怒るよ」
マリーに怒られ、シュンとするティア
「大丈夫です。ティアは僕が守りますから」
「うん。レオン好き」
「ティアがチョロすぎて、なんか泣けてきた。」




