第19話
そしてレオンの退院日になった。
「お世話になりました。」
病院を出てきた3人
「レオンくん、大丈夫?歩ける?」
「ティアさん大丈夫ですって」
「でも心配だから肩貸すね」
「ティアさん、ありがとうございます。」
2人の光景を見ていたマリーは呆れたような口調でティアに話しかける。
「ティアー、レオンくん好きなのはわかったけど、程々にしときなよ?」
「なによ?程々って」
「ティアって、クールビューティーとか言われてるの知ってる?」
「知ってるわよ。」
「そのクールビューティー様がデレデレになって歩いてるせいで、それを見た男達全員倒れていってるからね。」
ティアが通り過ぎた後に男達の屍が転がっていた。
※死んでません。気を失っているだけです。
「私、レオンくん以外の男には興味ないから」
「だ、そうですぜ?レオンくん」
「あはは」
そして3人は冒険者ギルドに到着した。
「おう、待ってたぜ。今回はよくやってくれたな。ギルドの代表として礼を言わせてくれ。ありがとうレオン」
「いえ」
「話があるから応接室に来てくれ」
3人は応接室に通される。
「ティアとマリーからだいたいの話は聞いてるから、特に聞くことはないんだがいろいろ問題になってな。」
「問題って?」
「レオン、お前のことだ。」
「僕ですか?」
「クリムゾンドラゴンの単独討伐、しかも一撃で倒せる流派の存在はこの国にとって脅威でしかない。わかるな?」
「でもレオンくんがいなかったら、もっと被害出てるんですよ」
ティアがレオンを庇おうとする
「まぁ、待て。オレだって、レオンのことは守ってやりたいんだが、ギルドマスター程度では守りきれそうにない」
ティアはレオンの手を握る
「レオンくん、大丈夫。私はどこまでもあなたと一緒よ。たとえ死ぬことになっても、あなたと一緒なら怖くないわ」
ティアは恋する乙女モードに突入していた。
「おーいティア、なに、さらっととんでもないこと言ってんの?というか今、話の真っ最中だから」
「すみません。続けてください」
「レオン、ティアの変わりようが凄く気になるが、その話は置いておこう。それでだ、レオンを守るためにある人物にお願いすることにした」
「ある人物?」
「入ってくれ」
入ってきたのは『紅蓮の絆』のリーダー アルフレッド・ターナだった
「アルフレッドさん?」
「レオン殿、元気そうで何より。貴殿のおかげでこの街は助かった。本当にありがとう。」
「いえ、そんなことは」
「話を続けていいか?」
「はい」
「アルフレッドはターナ侯爵の甥に当たるそうでな、お前達を守るため、ターナ侯爵に後ろ盾になってもらうようお願いした。」
不安そうな顔をするレオンにアルフレッドは話しかける。
「レオン殿、大丈夫です。ターナ侯爵の甥である私と協力し、クリムゾンドラゴンという脅威を倒したという事実はあります。あとは叔父上の依頼を聞いてもらえれば、レオン殿は友好的な存在であり、脅威ではないと証明出来るでしょう」
「ねぇティア、侯爵様の依頼ってどうなんだろうね?」
「貴族の依頼なんて予想つかないわね」
「それで僕たちはこれからどうしたら?」
「レオン殿達は私達、『紅蓮の絆』と共に王都へ行ってもらうことになります。」
「そういうことだ、あとお前達の冒険者ランクをBランクに上げとくから、後で受け付けにギルドカード渡しておいてくれ」
「出発は1週間後です。それまで準備していて下さい。」




