1-2 二度目の起床
「おーい、そろそろ起きませんか」
「んん」
声にこたえるようにゆっくりと瞼を気だるげに開く。
「あ、起きた!お兄ちゃん起きたよ」
「良かった、今日は街の横で野宿する羽目になるかと思ったよ」
そう語るのはモブちゃんと瓜二つの顔をした茶髪の男。
革製のチェストプレートにの下に布の服、腰に短剣を携えたその姿はいかにも冒険者といった風貌だ。
「えーとあなたは?」
「僕かい?僕はボブ」
「僕はミクリー、私が起きるまで見張ってくれてたんだ。ありがとう」
「妹の命の恩人の頼みとあればお安い御用だよ」
魔力切れになると今回のように気絶、もしくはまともに動けなくなってしまうのだが勢いだけで魔力を消費しきってしまうとはこの先が思いやられる。
ふらりと立ち上がると夕焼けに染まる橙の空と肌をなでる風が夜の香りを運ぶのが感じられる、そろそろ夜になるのがわかっていながら街にも入れず僕だけ野宿することになるのか...トホホ。
「ミクリーさんはこれからどうする?僕たちは街のギルドへクエスト完了の報告をしに行くんだけど」
「僕も街に入りたいよ、でも衛兵のおっちゃんが通してくれないし」
「なら僕たちのパーティへ入らないかい?それなら街へ入ることもできると思うよ」
「本当に?」
「まかせて!」
こうして僕たち一行は街の外壁を回り込むように検問所に向かうのであった。
検問所につくなりおっちゃんは私を睨んでくる。
「よぉ薬草は集まったかいモブちゃん、ボブも元気そうで何よりだ、そして小娘お前は通さん」
「まだ何も言ってないでしょ!それに僕の名前はミクリー、小娘じゃない!」
「そうかミクリー、名前を言おうが通さんぞ」
「まぁまぁ落ち着いてよデーンさん、彼女、ミクリーさんは僕たちのパーティメンバーなんだ」
「ここを出るときは組んでなかったのにか?」
「冒険者なら外でパーティメンバーが増えるなんてのはよくあることですよね、それに冒険者にはパーティメンバーとして街への同伴が許可されているはずです」
細い眼を更に細め、糸のようになった目でこちらを睨みながらおっちゃんはゆっくりと喋る。
「確かにそうだが...うーむ、規則には則っているな。よしいいだろう通してやる」
「ありがとう」
難ありつつ門を潜り抜けると石畳の道に石造りの街並みが出迎えてくれた。
後ろ髪に視線を感じつつ感じつつと、気にしたら負けだと思いつつ検問所を私たちは後にした。
一度書いていたデータが飛んで萎えました。
なので短いです。
よければ広告下の評価もポチーして下さらぬだろうか?
★☆☆☆☆ 微妙
★★☆☆☆ うーん
★★★☆☆ 悪くはないかな
★★★★☆ 今後に期待
★★★★★ 気に入った




