1/2
プロローグ
私は傍観者でいたかった。
ずっとそれを望んでいた。
巻き込まれたくなかった。
何もしたくなかった。
貴方が傍観者なのは許せなかった。
私は我儘だったから。
私が人間だったから。
私は鳥に憧れた。猫に憧れた。蝶に憧れた。
知能を捨てて、空を飛び、地を駆け抜け、
この世を見るだけでいたかった。
それは私の理想の私だった。
でもきっと、
私は傍観者にはなれないのだ。
ただ見ているだけなのに。
そんな簡単なことも出来ないから、
私は私を失った。
私は傍観者でいたかった。
ずっとそれを望んでいた。
巻き込まれたくなかった。
何もしたくなかった。
貴方が傍観者なのは許せなかった。
私は我儘だったから。
私が人間だったから。
私は鳥に憧れた。猫に憧れた。蝶に憧れた。
知能を捨てて、空を飛び、地を駆け抜け、
この世を見るだけでいたかった。
それは私の理想の私だった。
でもきっと、
私は傍観者にはなれないのだ。
ただ見ているだけなのに。
そんな簡単なことも出来ないから、
私は私を失った。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。