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不良少女はゲームでも喧嘩がお好き  作者: 鳩胸 ぽっぽ
完全スーパーアイドルと不完全の不良少女
231/241

???を調べよう

 変な世界を歩く。

 右を見ても左を見てもおかしい世界。私はただただひたすら道を歩いていた。二人もどこかを歩いているよう。

 すると、私の目の前には立て看板があった。


『蠕後m繧呈険繧願ソ斐k縺ェ』


 と書いてある。

 文字化けしていてよくわからない。なんて書いているのだろうか。まぁ、なんにせよとりあえず歩き始めようか。

 私は看板を通り過ぎた時だった。

 背後に気配のようなものが出現した気がする。


「なんかいる……」


 そのなんかは何だろうか。

 私はそのなんかを確かめようと振り返る。その時だった。黒い影が私にとびかかってきたかと思うと、鋭利な何かが私の胸元を貫いた。

 体力が一気に0になった。私の視界はそのまま暗転。もしかしてさっきの看板に書かれていたことって……振り返るなということ、かもしれないと今思った。


 ゲームを一度ログアウトさせられた。

 まさかあそこで死ぬなんて初めてだ。そもそも、死ぬこと自体指で数えられるくらいしかないし。


「あそこで脱落たぁ情けねぇ……。それにしてもあそこは一体何だったんだ? ずいぶんとカオスな空間だったが」


 ログインできるようになったら調べてみよう。

 私はとりあえず10分経過したのを見計らいログインすると、拠点に戻されていた。アルテミスが驚いた顔で見ている。


「おやおや。リスポーンとは……。君がやられるなんて珍しいねェ」

「ああ。なんか変な空間に飛ばされてやられた」

「変な空間?」

「アルテミス、暇だったら調べるの手伝ってくれ」

「いいだろう。ちなみにその空間の特徴は? 出現条件などあれば詳しく聞かせてくれたまえ」

「出現条件って言っていいのかわからんけど、出現したのは無法地帯の街アンウン。突如雲に包まれたかと思うと住人たちは建物の中に避難して、私たちは雲に吸い上げられたって形だな。空間内の特徴としては地面が四つくらいに分かれていて、それぞれの地面に重力があってって感じ。よく調べられてないから詳しくは……」

「ふむ……」


 アルテミスは考えるようなしぐさをしている。


「雲の中に地面があるわけでもないし……。考えられるとするならば異世界というものだろう。これ以上は体験してない私にはわからないか。よし、ならば……」


 と、何か思い立った感じのアルテミス。


「ワグマくんをまずは呼ぼう。調べるのにリーダーである彼女が必要だ」

「わかった」

「ワグマくんが来たらその次にこのクランを支援している貴族、フリューレル伯爵の屋敷に向かうことだ」

「……貴族と会ってなんかするのか?」

「伯爵はただの仲介役さ。私たちが用があるのは王城。王城の書庫だよ。そこで調べるのが手っ取り早い」

「あー」

「私たちだけでは王城に入れないからね。貴族であるフリューレル伯爵の力が必要だろう」


 ここで生きてくるフリューレル伯爵の家の力。










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変態、ゲームに立つ!
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
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