#3 過去(藍音ber.)
「いやぁぁーー!!!」
「!?どうしたの?大丈夫??」
憂覇は,藍音の叫び声で起きてしまった。
「えっ?…夢か。びっくりした…」
「怖い夢でも見たの?」
「うぅん。違うの…最近下界に居た時の夢をよく見てしまうの…」
「んー,どんな夢なの?」
「………」
「あっ!いいたくなかったらいわなくていいよ?」
「…あのね,私が天界に居るわけわね…」
私は,学校でいじめられていた。小学校4年ぐらいからずーっと…
私は,それを相談する相手さえいなかった。お父さんとお母さんは夜遅くに帰ってくるし,先生に言っても「自分の力で何とかしてみなさい」ってゆうだけで,(どうしようもないから来てるってゆうのに…。)と毎回思う。
そんな日が続いた。ある日,転校生が来た。「穂波鈴菜(ほなみ れいな)」って子なんだけど鈴菜は私と遊んでくれたり,いつも優しくしてくれた。
ある日、私がいじめられてる所を,鈴菜に目撃されてしまった…。
鈴菜は私に気づいていたはずなのに,気づかなかったかのように通り過ぎてしまった。
私が…
そのときに思った一言はただ一つ…
ーーー裏切られたーーー
そう,思った瞬間私のどこかのネジが外れた。
(私にはもう誰も信じられる人なんていない。生きていても価値のない人間なんだ…)
と思い,ついに私は決意した。
「死ぬ」ってね…。
私は,一応今まであったことを遺書として残した。
その文の中には間違っても「ありがとう」
なんて書かなかった。
そして,私は屋上から,
…飛んだ…
飛ぶ前に,ちゃんとくつを揃えておいた。(遺書も添えて。)
なんか,前にテレビでそうゆうの聞いた事あるな〜とおもったので一応ねっ!!
私はみんなの事を憎みながら飛んだ。
「……とゆうわけ。」
「…そうだったんだぁ…」
憂覇は,暗い声でそう呟いた。
「ごめんね。おもい話を聞かせちゃって」
「うぅん!そんなことないよっ!!私こそ,思いだしたくもない話をさせちゃって本当御免…」
「よし!もぅ寝よ!!それじゃお休み〜」
「あっ…うん。お休み〜!」
(やっぱり,あたしと藍音はどこかよくにてんな〜!!)
憂覇は,寝る前にそうおもった。