第三十九話
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投稿が遅くなり、申し訳ございません。その、ですね?投稿しようと思ったんですけど、毎年眠たくて眠たくて……はい。すいませんでしたぁあぁぁぁ!!
袈裟斬り、突き、薙ぎ、両手に構えた二振りの短剣で連撃をしかけていく。
「シッ!!」
「カタカタ……!!」
アサシン・リッチは、体を半分程削ったのが大きかったのか、動きが鈍くて攻撃が面白いほど当たる。
硬くて太いアサシン・リッチの骨を切ると、刃こぼれをするどころか、力を奪い鴉はますます強くなる。
デュークの欠片の剣も、魔力でできているので、鋭さが鈍ることは無い。
「フッ……」
アサシン・リッチの剣撃を宙返りで避ける。
初めの様な鋭さは無くなり、視認してから躱すことが出来た。
「何か知らないけど、俺の動きが良くなってる!」
勿論、アサシン・リッチの動きが悪くなったのもあるが、明らかに、俺の動きが違うのだ。
アサシン・リッチの思考や動き、剣撃の軌道から気配の場所まで全てが手に取るようにわかる。
さらに剣が止まって見え、見てからでも避けられる程に反射神経が上がっている。
一撃を入れると、アサシン・リッチの骨が砕け、アサシン・リッチの攻撃は簡単に避けられる。攻撃をくらっても、大した傷にはならない。
さらに魔法の威力や操作も上がっている。
(これなら……!!)
「いける!!嵐魔法神、氷結魔法神融合!!」
それぞれの短剣の刀身に魔力を流し操作する。
鴉もデュークも抵抗がなく、寧ろ魔力の流れを後押ししてくれている感覚がする。
両方の短剣に集まった魔力を短剣を交差に構えて混ぜ合わせる。
性質が違い反発し合う魔力を無理矢理にでも練り合わせる。
「よしっ……」
やがて刀身に満ちた魔力が溶け、二つの魔法が一つとなる。
「氷嵐魔法…リオートテンペスト!!」
短剣を振り抜き、魔法を放つ。
その魔法はまるで神話の時代の神々の戦争を物語る様な威力を秘めて、アサシン・リッチを包み込んだ。
一息でアサシン・リッチの魂までも凍りつかせ、瞬きの間にアサシン・リッチの魂を雷が貫き、風と水が切り刻む。
(まだだ!!)
「はぁぁあぁぁぁ!!」
(最後まで全力で…!!)
頭がクラクラとして倒れそうだが、俺は想いだけで剣を振る。
それは魔物に、いや、デュークに対しての敬意だ。
そしてアサシン・リッチは遂に倒れ、魔力へと変換されていく。剣になったデュークも同様だ。
弟子はいずれ師匠を越すとは言うが、まさか今、この瞬間となると、誰が思っただろうか。
「デューク……っ、うっうぅ……安心して逝ってくれ…俺はもう大丈夫だから」
俺はアサシン・リッチにそう言った。
自分でも何をしているんだと思った。
しかし、言葉が通じなくても、魔物でも、師匠だ。無意味だとしても、安心させてやりたかった。
「っデューク……!俺がこの世界を変えてやる!デュークの様に、親が殺されるなんてことがない世界に、争いがなく、皆が笑っている世界に俺が変える」
『約束だ、デューク』
俺はデュークの力を鴉で奪うことにした。
力を奪っても、魂には影響は無い。
デュークの遺志を継ぐのだ。
天井を見上げていると、頬をそよ風が撫でた。
『頼んだぜ…俺の分まで……』
頬を撫でた風は、自分勝手な妄想かもしれないが、そう言った気がした。
ピコン!!
「デュークダンジョン踏破者の称号を手に入れました。影峰 夜がダンジョンを攻略した為、影峰 夜にダンジョン創造権が授与されます。」
ピコン!!
「アサシン・リッチから力を奪いました。スキル 叡智を手に入れました。」
ピコン!!
「スキル叡智が統合され、新たに叡智神となりました。」
「グッ……」
突如頭に鳴り響いたスキル獲得の音で、俺は気を失うのだった。
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