1/10
目覚め
自分という存在を認識し始めたのは、いつだっただろうか。気が付けばそこにいた。
身体は不明で、どこまでが自分なのか解らなかった。ただ、意識が芽生え、自分が形作られていくことがぼんやりと感じられた。
自分は何なのか。ここはどこで、何が見えるのか。そんな疑問が自我の片隅に、ひっそりと佇んでいる。
しかし、そんなことはどうでも良い。そんなものに気にとめることができないほどの暖かい安心感と、微睡みを誘う寒さに満たされていた。
自分という存在を認識し始めたのは、いつだっただろうか。気が付けばそこにいた。
身体は不明で、どこまでが自分なのか解らなかった。ただ、意識が芽生え、自分が形作られていくことがぼんやりと感じられた。
自分は何なのか。ここはどこで、何が見えるのか。そんな疑問が自我の片隅に、ひっそりと佇んでいる。
しかし、そんなことはどうでも良い。そんなものに気にとめることができないほどの暖かい安心感と、微睡みを誘う寒さに満たされていた。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。