・エピローグ
投稿初です!おまけに小説も初です!
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・プロローグ
「あ、やっと見つけた!」
王宮のバルコニーで過ごしていた僕のところに手のひらサイズの彼女が飛んできて、そう声をかけてくる。
彼女の名前はハービィ。「隣人」と呼ばれる妖精の女の子だ。
僕の掌に収まるくらいの小さな体には羽根がついている。金色色の髪の毛をツインテールにし、くりっとした目がとても魅力的だ。
「ご飯だから下においでよ!もう待ちきれないの!」
ハービィはだだっ子のように体を左右に小刻みに振るう。
「そっかもうそんな時間なんだ」
僕はそう答えて、彼女と一緒に室内に入ろうとする。
「あ、違うの!ごはんもだけど、それ以上に・・・・・・」
ハービィは僕の顔にそっと飛んでくる。
「こっちも、待ちきれないの・・・・・・」
「えっ!?」
彼女の小さな唇が僕の唇に近づく。かわいらしいピンク色のそれと、僕の肌が今にも触れ合いそうになり・・・・その瞬間、別の声が響いた。
「―少し待ってもらえるかしら?」
部屋の隅から津波がうちよせ、その波の中から新たな女の子が現れる。
彼女は「人魚」という種族だ。名前はセイラ。
つやのかかったストレートヘアーは腰まであり、水着で覆われた豊かな胸を強調するように、彼女の動きに合わせてサラサラと振りかかる。
「何かってにご主人様にキスしようとしてるのかしら?全く……油断も隙も合ったもんじゃないわねぇ……勝手にいちゃイチャするのは禁止にしたはずでしょう?」
「セイラにそんなこといわれる筋合いないよね!?だいたい……んぐぅ」
「んうぅ」
言い合う二人の口があっという間に白い布によって塞がれる。
「はぁ~、なにやってるのあなたたちは……だいたい陽太は私のものなんだからね!」
僕の頬に手を触れながら身を寄せてきたのは魔法盗賊団の女首領キール・フォン・リンデル、略してキーリだ。彼女もまた美しい女性だがいつもその美しい顔はフードにかくれてしまっている。そう、まるで頭にある何かを隠すように……
「ぷはぁ!室内で魔法使うのやめてよ!」
「室内で使える魔法はいくら私といえど限りがあるんだから、これくらいですんでまだいいほうだろう?さあ陽太、私にキスを」
「それこそ抜け駆けじゃないかしら!?」
ハービィとセイラとキーリは言い合いを始める。
「騒がしいと思ってきてみれば……何やってるんですか。ご飯がさめてしまいますよ。」
白い純白の布を基準にした服に身を包んだ少女が現れる。その肌は彼女が纏う服以上に白く透き通っていて、目鼻立ちも冴え冴えしい。きらめくような金髪の下には長い耳が覗いている。彼女は「エルフ」のエル。
「エルちゃん、聞いて聞いて!?ハービィが陽太君にキスしようとしたらこの子たちがじゃましてきたの!」
ハービィの訴えにすぐさまセイラが反論する。
「それは聞き捨てならないわぁ。どちらかというと、あなた達の方が私の恋路を邪魔してるんじゃなぁい?」
「いやいや、どちらが……陽太はわたさないわよ?」とキーリもフードの下から反論する。
好き勝手しゃべり続けるのを聞きながらエルは困ったように微笑みを浮かべながらなだめる。
「あらあら」
エルのには誰もが注目してしまう不思議な力がある。
「皆さん、それは間違っていますよ?」
「え…?」
三人はハッとする。
「陽太様は誰か一人のものではなく、みんなのものですよ?」
その言葉には本人を一瞬喜ばせ、直後に恐怖させる力があった。
「そうだよね!じゃみんなで」
ハービィがにっこり笑いながら言う。
「仲良く」
セイラもそれに続く。
「きすさせてもらうとするか」
「えっ、えっ、そうなってしまいます?」
「ちょっ!?えっ」
慌てるエルの前で僕は彼女たちに囲まれて顔中にキスをうける。体は四方から彼女たちに包まれ身動き一つとれない、いやとりたくない……
ハーレム状態だ。
まさか自分がこんな状況になろうとは三ヶ月前には夢にも思っていなかった。
いや考え付きもしなかっただろう…