プロローグ
字数は少ないです。
この世には精霊と呼ばれるものがいる。
精霊は、人間と契約し加護を与える。
人間は、契約した精霊と共に色々な仕事に就く。
俺の名前は、[クロト]12歳。貴族とかと違ってファーストネームは無い。黒髪黒眼で筋肉は割とある。まぁ、そんな事はともかく、俺には通常の人間が持っている筈のものが無い。
ち〇こ?ちがうなぁ。
俺に無いのは魔力だ。魔力は今まで、命と同じだと考えられていた。つまり、魔力が無くなれば命も無くなるという考えだ。
しかし、俺の存在によってその考えが覆されたってことだな。やったね、俺、皆の役に立ってる。そう思ったりもした。
魔力は精霊と契約するのに必要不可欠なのだ。だから俺は今現在、無能としていじめられている。そこまで酷いもんじゃないからいいけど。
「おい、クロト立てよ。お前なら立てるだろぉ、俺のサンドバックくん~」
デブが路地裏で蹲る俺に、気色の悪い笑みを浮かべている。こいつこそ、毎回俺をいじめてくる貴族の[ゾデブ・タルンドル]12歳だ。
デブなのに力強いから...いや、デブだからか...まぁ兎に角、今俺はこいつに蹴られて蹲っているっていう訳だ。
「そういえば、サンドバックはお前に似合わないな」
俺はある意味を含めて話す。
「そうだろうな、僕はお前とは格が違うんだ「ちげーよ、体系的にっていう事だよ!」な~に~!」
そう言って、俺は逃げ出す。
「待てー!無能!」
うしろから何か聞こえるが無視しておこう。どうせデブだから追いつけないだろう。いつもそうだし。
さて今日は何処行こうかな?
近くにある[聖なる森]にでも行くか。
この選択が、俺の未来を大きく動かすことになった。
字数に関しては段々増やしていこうと思います。