表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
図書怪  作者: 青之屋
1/3

恋愛小説コーナー

 図書館に恋愛小説コーナーという特別に設けた棚がある。

 図書館員のオススメがきれいに並べられている。

 その本棚に注意書きがあった。

「もし、本が濡れていましたら、図書館員にお知らせください」

 首を傾げながら、適当に1冊抜き取った。

 ざばー

「あー、ダメダメ! すぐに本をしまって」

 近くにいた図書館員が駆けつけ、本を奪うと元の場所に戻す。

「この本だけはダメなんですよ。泣くから」

 ちんぷんかんぷんな理由を述べ、私にタオルをわたしてくれる。

 タオルは最初から用意されていた。

 何も事情を知らずに濡れてしまう利用者のために。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ