始まりはあの世から
私は死んだ。死んであの世に来た。
今いる回りはなにもない真っ白だ。まさに無というような所だ。
「あの世って何にもないんだなー」ぼそっと呟いてみた。
そういえば天国とか地獄とかってあるのかな?私は地獄かな、特にいい事してないし学校でも成績よくなかったしな。そんな事を考えていると少し心が重くなった。
「すいませーん遅れましたぁー」
突然呑気な女性の声が聞こえた。唐突すぎる登場に自分が目を見開いているのがよくわかった。声の主の女性は閻魔の様な服装をしている。じゃあこの女性は閻魔か?あの?舌を抜く?嘘だろじゃあこの人に地獄に連れて行かれるのか?私の思考回路はショート寸前だ。
「あの…もしかして貴方…」
「ハイッ!そうでえーす!みんなのアイドル 閻魔ちゃんですう!」は…?「は?」心の声が出た。もろ出た。
「この度は貴方の運命を決めさせていただきあ・り・が・と・う・ご・ざ・い・ま・す♡」ヤバいこの人ヤバい。
「す、すいません!意味が分からないのですが⁉︎」
もう慌てる事しかできない。本当にヤバい人だ。
「簡単に説明すると!私は閻魔大王で貴方の運命を決めさせて貰いますッ!」
閻魔はピースをしながらそう言う。ありえない私は認めない!
「信じてない様ですが本当でえーすう!」
ダメだそろそろついて行けない。
「てな事で閻魔ちゃんシンキングタイムスタートッ!!」
そう閻魔が言うと、真っ白の空間から玉座と凄い大きさの付箋だらけの本が出てきた。ドサッと閻魔の手に乗り、閻魔が本を開く。
「えーっと 貴方は…」地獄か天国か…。まあ地獄かね、辛いなあ。そう暫く待つ。
「特に何も良い事はしてないしね…地獄かこりゃ」閻魔が呟く。えー 、いざとなると嫌だな。
「あれれ 悪い事もしてないなあ どーしよっかなー」え?え?もしかして…
「面倒くさいんで転生行きでー!」
どうもいつも元気なうーたんでーす☆←
すいません ふざけました 殴らないで
時雨ういです。最近やってきた初心者です。
文才の欠片も無いのですがこれから執筆します。
とりあえず
えー 読んでいただきありがとうございます。
まだまだ初心者ですが頑張って成長して行きます
これからもこのシリーズを読んでいただけたら嬉しいです