17話 門の前にて
お久しぶりです
本当ならこの話の前半部分だけで閑話として投稿するつもりでした。
しかし二度の投稿ミスにより御蔵入りしていました。
それと私生活の方が忙しくなってしまい書く時間と体力がありませんでした
もういいかなとも思いましたが毎日少しは読んでくれている人がいるのと新しいブックマークがあったので続きを書く事にしました
毎日投稿の方がPVも多くはなりますが、週一程度での投稿となりそうです
書き溜めがあれば次回の日時も書きます。
間違い
峨々なる✖ 峨々たる○
見つけたところは変更しました
「おっ!兄貴はダンジョン帰りですか。ちょっと宝分けて下さいよ」
最初にアプスに来た時の門番だ。名前はマリフェイで俺はあれ以降兄貴と呼ばれていた。
俺が上げた召喚陣のおかげで裏門での審査から表門での見張りに変わったからだろう。
前に裏門での小遣い稼ぎには飽きたのかい、と聞いたら
「裏門には大きな商人は来ません。荷物が多いため表門で審査を受けるんですよ。
しかも人通りも多いので表門は裏門とは比べ物にはならないですよ。」
と教えてくれた。そのあとに「もちろん仕事量がね」と付け加えていた。
召喚陣はその日に使って出てきたのは『ゲートファルコン』という鳥型のモンスター。
まだ大人ではない幼体で出てきて育てたらしい。親離れはしていたそうで成体の一歩手前くらい。
思考での会話が可能でそのおかげで契約できたそうな。名前はアルコにしたと言っていた。
ゲートファルコンは敵味方の区別がつく。巣に敵意を持って近づく場合皆に知らせる、という門番鳥。
成体には守る場所が確定しているため召喚できても契約できない。
そのためなかなか門番として使っている場所はない。
赴任してからアルコの活躍もあってスパイを10人以上捕まえている。
きっと実際に見つけた数は倍以上だろう。
「冗談言うな。今日のは骨折り損だったんだよ。」
「結構難しいって話聞きましたよ。国宝級の武器とかですか?」
「無駄に難しいくせに本当に何もなかったんだよ・・・」
「兄貴が難しいって言うってことは相当ですね。誰か連れてったんですか?」
「一人だよ。死ぬかと思ったね。」
「そう言いながらまた無傷でしょ。僕はわかってますよ」
「まぁ・・・そうなんだがな」
「やっぱり兄貴は人間界に敵なしって感じですね!」
「人間界ではね。」
「兄貴なら他でも大丈夫な気はしますがね」
マリフェイはまだ仕事中のため話を切り上げまずは報告に向かう。
街中では子供がサインをねだりに来たりする。
それ以外はできるだけ関わらないようにしている。
子供以外にもアホが勝負を挑んできたりもする。
俺の力はコロシアムで見ていた人以外には信じられない話なので仕方がない。
報告は『峨々たる山脈』でしている。
本当は国営ギルドに直接報告すべき案件ではあるのだが面倒なので代わりにしてもらった。
このギルドには所属はしていないがいろいろお世話にはなっている。
「アバドおかえり!」
「ただいま。お迎えありがとうマイシャ」
「もらった本の魔法陣全部カンペキに覚えたよ!。まだ書けないのもあるけど・・・」
「すごいな。あの本の内容全部か!」
書けないというのはおそらく魔力不足だろう。
マイシャの魔力もそこそこあったはずなんだが、それでも書けないというのはどれほどのものなのだろう。
「どうしても最後の方の『魔王種召喚』と『異世界からの招待』の二つが魔力不足で・・・」
「・・・」
おそらくそれは書いちゃいけない類のものだろう。
召喚するときにも魔力は必要だから召喚できないだろうけど。
「絶滅種再生の魔法陣は書けたよ!ちょっと改造して無限召喚可能にしてガランさんにプレゼントしたの」
「すごい喜んだんだろうね・・・」
「うん!しばらく真っ白になってたよ!」
まず無限召喚ってなんだ?!
魔法陣は使いきりのはずなんだが
「あとガランさん、アバドに依頼したい事があるからギルドで待っててだって」
ガランさんからの依頼か・・・
なんだか嫌な気しかしないな
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今さっき来たギルドに戻ってくる
門の前では相変わらずラクティとデコイが暇そうにしている
「あれ?アバちん今さっき来たじゃん。どうしたん?」
「ガランさんから依頼があるらしい。詳しい話をここでするんだと」
「あのガランさんからの依頼!?それって恐ろしく・・・」
「ラクティ!何も言うな!」
ラクティが何か言おうとしたのをデコイが止める。
・・・別に止めなくてのいいぜ・・・わかってるからな・・・・・・
・・・コーヒー豆の捕獲とかならいいんだがな。
「おや、アバドさん。中で待っているのかと。」
「ガランさん。帰る途中でマイシャに聞いたので今着いたところなんですよ」
「マイシャの姿が見えませんが」
「魔法陣の研究が楽しいみたいです。帰りましたよ」
「マイシャさんは本当に魔法陣を書く事に関しては天才ですね」
「世界で一番です。・・・本当にね」
何せ存在しない新しい魔法陣を作り上げているわけだしな。
書く事に関してマイシャを超える者はいないだろう。
ひとつだけ疑問なのはどうやって召喚実験しているんだろう。動く、動かないは使ってみないとわからないはずなんだがな。
マイシャなら使った瞬間食われてしまうだろう。マイシャは書く事以外は何もできないんだが。
ハクエンか?
強いモンスターだが流石に召喚陣の中ではもっと上がいるんだがなぁ
‘アバド様重大事です。至急裏世界に‘
(ルシフすまん、今は無理だ。もうガランさんもいる。今抜けるのは不可能だ。)
‘しかし・・・いいえ何でもありません。もしかしたら面白いことになるかもしれません‘
ん?
もしかしてどんなことよりも優先して話を聞いといたほうが良かったかな。
どうせこの依頼絡みのことだろうと思っていたのだが。
(はっ話だけ聞いとこうかな。重大事なんだろう)
‘ラバドが対応しているので問題ありません‘
(話だけでも)
‘問題ありません‘
確認に行ったほうがいいんだが・・・もう遅いな・・・何が起きているかは話してくれなさそうだ。
下手したら裏世界へ行くことも難しいかも知れない。『面白いこと』言うことのためにゲートを潜る事を妨害してきそうだ。
「どうかしましたかアバドさん」
「何やら依頼とは別に嫌なことが起こったような気がして」
「私の依頼もなかなかなものなんですがねぇ・・・アバドさんの気のせいだといいんですが」
「俺もそうだと願っています」
「マイシャの誘拐とかならまだましですがねぇ」
「まぁハクエンがいるので、それでも誘拐されたんだったら苦労しそう」
「でも問題無いでしょう。あなたは世界の王なんですから」
「・・・いきなりなんですか?」
「『元勇者の仲間』の私が気づかないとでも?魔王以上に伝説の存在のあなたが近くにいて」
「流石はガランさんですね。驚くからいきなりそういう事言うのはやめてくださいよ」
バレていてもそんなに問題はないんだけどね
ガランさんは信頼できる人だから騒ぎにはならないだろうから
「あの手を増やす魔法、後で教えてください」
「ガランさんなら出来るものだと思ってました」
「流石に実体化は無理ですよ」
近いことはできるんですね。
流石ガランさんだ。俺はどうやって使ってるかわかってないんだけどね。
(ルシフ。ラバドなら教えるついでに弟子入りさせることもできていいか?)
・・・
(ルシフ?)
・・・・
‘申し訳ありません。裏の方を観察していました。‘
‘本来であればこの世界への召喚は難しいですが、可能なようなので手配させておきます‘
「今すぐは無理そうですが人を送れそうです。ついでと言ってはなんですがあなたの技を教えて下さいね」
「私の技ですか。あなたなら本に書いてあるのでは?」
「世界の知識っていうのもそんなに便利なものではなくてね。使うには本を持たなきゃならないんですよ。遠距離からの魔法ならまだしも、どこの世界に本を片手に持ちながら戦う武道職がいますか。」
「手を増やせばいいでしょう。」
「手は自動操縦じゃないんですよ?本を落としたら知識とのアクセスが切れるので弱点が一つ増えるようなものですよ」
「それでその教えに来てくれる人というのは?」
「ラバドと言う俺の息子だ、ラサニアの思いが俺を通って出来た。人種とは違う特殊な種族で様々な魔法や武道の取得が可能の優秀な子だよ。」
「色々とおかしな点はありますが触れないでおきましょう」
「ついでにサンディという女の子もいるがそいつは色々とやばい。完全に母親似だ。」
「娘があれに似ているのですか?」
「娘だとどうしていいのかわからなくなるよ。子供というよりはラサニアのコピー体に近い」
「・・・そろそろ私の依頼の話をしましょうか」
「そうしてくれると嬉しいよ」
改めて読み返してみると戦闘は特にダメですね。
個人的には舞台設定から主人公、ヒロインまでガッツリ変更したいです。
いっぱいあるみたいに書いたのに技とか魔法が思いつきません。
(実は最初は旅をする話にしようと思っていたなんて言えない)




