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第2章-17

 


 睡魔との戦いを第5ラウンドまで終えた俺はホームルームを現在進行形で終わらせ、一息吐いていた。


 今日も学校ではナナに話しかけられることも目が合うことでさえなく。朝のメールを送った意図が読めなくなっていた。

 もしかしてからかってたり、ふざけて送ったのか?あの男子たちとグルで?

 それは考えすぎか……いやでも。

「はぁ〜……」

 俺はこの調子でずっと何に関しても集中出来ずにいた。


 するとピコっとタブレットが鳴り俺はビクッとする。

 今度は誰だよっと思いメールを見ると差出人は学校からだった。

 内容はというと。


 SRRニュース

 新クエスト増加!

 1年生向けの初心者クエストもたくさん加入しました。

 詳しくは下のURLへ。


 初心者クエストが増えたのかどれどれ。

 俺はそのままクエスト情報に夢中になり、さっきまで考えてたことでさえもう考えなくなっていた。

 さすがゲーマーだと自画自賛してしまうくらいだ。



 クエストの詳細を目に焼きつくほど見た俺はすぐにSRRの世界へと入った。

 俺が注目したクエストは暴れ牛討伐クエ。

 難易度も一人で出来るレベルだし、報酬も悪くはなかったのでこれを選んだ。

「よしやるぞ……」

 とポツリと呟き、クエストが受けられる次の村へ移動した時、朝のメールを思い出した。

 俺が今立っている門を出て左に行った先にナナが指定した待ち合わせ場所があり、右に行けばクエストが受けられる村に着く。

 俺は止まった足に心の中で言ってやった。

 左に行ってもどうせナナはいない。いたとしても痛い目を見るのは自分だ。


 だから、右へ……村に行く。

 そして俺は門を出て、右に進んだ。




 途中何度かモンスターとエンカウントしたが、危なげなく村に着くことができた。

『こんな村に来るなんてあんたも物好きじゃな』

 と村に入ってすぐの所にいた老人NPCに言われる。

 俺は、クエスト目的だよっと心で返す。

 やばい。寂しすぎて無意識の内にNPCに話しかけてるよ。

 気を取り直して、さっさとクエスト受けるか。

 俺は早速、村でクエストを受けるために農家のおばちゃんNPCを探す。

 村だからといってナメることはできない広さに俺は困った。

 俺は辺りを見渡す。

 円状で緑に囲まれる村にはテントのような作りの家が並んでいる。

「この中から探すのは一苦労だな」

 うへーっと俺は舌を出して、また辺りをきょろきょろと見渡しながら歩く。

 まだ歩く。

 まだまだ歩く。

 まだまだまだ歩く。

 普通に大きいよねこの村?

 すると

「いたッ!農家のおばちゃん!!」

 村で一人だけハイテンションになる俺は浮いていたが、ここにいるのはNPCのみ。一々気にしてられるか!

 俺は嬉しさのあまり農家のおばちゃんの目の前までスキップして行った。

 農家のおばちゃんに会うのにどんだけ俺はテンション上がっちゃってるんだろう。

「あのー」

 俺がそう言うとおばちゃんは俺の方に向き直り、話し始めた。

「最近、畑が暴れ牛に荒らされてぇ〜、困ってるのよぉ〜、助けてくれないかい?」

 そう言い終えると、クエスト受注しますか?と目の前に表示された。

「もちろん!」

 と言い俺はYESを押した。

「お〜ありがとぉ〜」

 おばちゃんに感謝された俺は村を出て、暴れ牛のいる草原へ移動した。


 あんなにいっぱいいるのに3体だけでいいとは……。

 目の前に広がる草原には茶色の半端なく鋭いツノを持つ大柄な牛が所々にいた。

「よし」

 そう呟き俺は一体の牛をターゲットにした。

 静かな大地には気持ちいい風が吹く。

 草が揺れ、しゃかしゃかと音を鳴らす。

 今だ!

 心の中で叫んだ合図で俺は飛びかかった。


申し訳ありません。今回も短くなってしましました……。

言い訳を言いますと

現在、新連載中の『これが青春なのかもしれない』との同時連載で時間が……すいません。

この作品も盛り上がってきているのでよろしければ読んでくださると嬉しいです!


第2章-18、19、20でかなり熱く盛り上げるつもりなので、読み続けてください!どうかお願いします!!

プロットはしっかりできているので安心してください(笑)


次回の更新は未定ですので、活動報告やツイッターをご確認ください。すいません。


ではでは。

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