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第2章-10


掃除用具の場所へ着いた俺らはさっそく指示通りに箒と塵取り、雑巾、モップを取り出した。

「ところで今日はどこを掃除しろって言われたのよ?」

「えっと、たしか2階のトイレだったよ」

俺がそう答えると、ナナさんは少し嫌な顔をしたが、すぐに「さっさと終わらすよ」っと言い2階へと上がった。

「あ、うん」

意外だった。てっきりサボるのかと思ったが手伝ってくれるとは思ってもみなかった。

「ほら、さっさと来なさいよ」

ナナさんが少し上の階で俺に呼びかける。それに俺は階段を1段飛ばしで答えた。

「うん。ありがとっ!」

「は、はあ?な、なによ、いきなりっ」

ナナさんは俺のことをよく罵倒したりするが、何だかんだでいい人なんじゃないかと俺の中で変わっていってる気がした。



掃除を済ませた俺らは、報告のため俺だけ職員室へ教師に報告することになった。

「失礼します」

職員室のドアを軽くノックして、小声で挨拶を入れ中へ入る。

すると先生が俺に気づき、俺の元までやって来た。

「掃除は終わったの?」

そう声を掛けてくれたのは水野先生だ。

歳は不明だが、顔立ちは綺麗な方に分類されると思われる。

顔も良いというのもあるが、教え方も中々のものだ。

「は、はい。終わりました」

俺が先生へ返事をすると、先生が肩まで伸びる長い髪に軽く触れ、労いの言葉をかけてくれた。

「そっか。うん、お疲れ様。大変だろうけどあと4日、我慢してね」

ふわりと先生が言うと俺は首を横へ振った。

「い、いや、俺が悪いんで。我慢するも何もないですよ。そ、それじゃあ、さようなら」

そう言って俺は職員室を後にした。

早く戻ってナナさんに伝えないとな。……もう帰ってそうだな。勝手に。

そんな微妙な不安を抱えながら、さっきナナさんがいた2階の場所へと向かった。

階段と廊下には夕焼けの光が窓から差し込んでいて、少し眩しい。

この学校が窓が多いせいもあって、異常に光が差し込んでいるからだろう。

そんなサンシャインライト攻撃に耐えながらもさっきの場所へと到着した。

「ナナさ、……ん?」

俺はナナさんの姿を見つけ呼びかけようとした途端、声を止めた。

理由はナナさん以外のシルエットが奥にあったからだ。

だ、誰なんだ?

っと、ついつい俺は隠れてしまう。

な、なんで俺、隠れてるんだろうか。う〜ん……こういう所も俺って弱いなって思う。

「い、いや。アタシ今日は忙しいっていうか、予定があるっていうか」

すると俺の耳にナナさんの声が聞こえた。

何の話をしてるのか?誰と話しているのかは気になったが、顔を出すとバレる距離のため見ることはできない。

「え〜いいじゃんか〜遊ぼうぜ〜」

次はチャラけた男の声が聞こえる。

この会話から推測して、すぐに俺はナナさんがナンパされていることに気づいた。

まぁ、ナンパって言い方は大げさかもしれないが、ほぼほぼナンパだよな。

「いや、だから。今日は無理かな」

「え〜でも〜」

こ、ここは俺が助けるべきだよな。

……よしっ!

っと思ったのもつかの間。新たな声が現れた。

「おいおいダイキ。今日は無理って言ってんだからやめとけよ。無理に誘っちゃ可哀想だろ」

あー、お、俺の見せ場が。

とか思っているが、ナンパを止められる気も、止めに行く気すらも実際なかった。

「ちぇー、じゃあ、また今度っ!」

という声を最後に2人は立ち去ったようだ。

良かった〜こっちに来なくてっという安堵のため息を吐き、ナナさんの元へ寄った。

「お〜い。ナナさ〜ん、って、あれ?」



こんばんは。

白川みつきですzZ


眠いですが、区切りが良さそうな所まで書き終えました。


もっとたくさん書けよっと思うかもしれません(自分でもそう思うのですが)。

ですが、その分。第3章のプロットと最初の部分を決めて、あまり時間が取れなかったんですよ。

はい、言い訳ですね。すいません。


とまあ、今日また更新すると思うのでよろしくお願いしますっ!


ではではっ!


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