第2章-2
【nana classD-3】
ななっで、合ってるよな?
って、クラスDの3って俺と一緒じゃん!でもななって名前の子いたっけな……?
非常に失礼なことを頭の中で言っているが、俺は人の名前を覚えるのがあまり得意ではない。むしろ苦手な方だ。
周りの席に座ってるクラスメイトの名前さえ覚えているか定かではない俺だ。仕方ないっちゃ仕方ない。そう仕方ないのだ。
そんなことより、女子と話したりするのが苦手であるにも関わらずパートナーが女子生徒って……。
こう考えてる間にも6時間目開始前の予鈴がDクラスのファーストタウンに流れた。
「あと5分か……」
この時間になると生徒たちが一斉に入ってくるので、俺は逃げるように街の奥へと進む。
まずはナナさんを探さなくてはならないので、俺は空中にメニュー画面を開いた。
たしか、もう強制的にパーティーを組んでいるはずだから……。
そう思った俺が開いた画面はパーティーメンバーの現在地。
これでナナさんの大体の場所が把握できるはず。
俺は画面に映るナナさんの現在地を頼りに歩いていると、それらしき人物を発見した。
発見できた場所はさっき俺がいた場所から5分歩いた所で、武器や防具といったお店がズラリと並んでいる武器防具街だ。
探し人を見つけることができたはいいが、俺の人見知りスキルが大いに発動してしまい、話しかけることができずに立ちつくしていた。
するとナナさんは俺に気づいたようで、いきなり早歩きで俺の元へ迫って来る。
「⁉︎」
「もしかして、あんたがサクヤ?」
そう言い放った彼女がたぶんナナさんだろう。
染めている赤茶色の髪はポニーテールに結ばれていて、顔は綺麗に整っていると思うが、少し濃いメイクの童顔。肌は色白で、体型は小さく小柄。
俺の一方的な感想に過ぎないが普通に、いや、結構可愛い。
てか、いきなり呼び捨てかよ⁉︎
「あ、ああ。うん」
弱すぎだよ俺……。と自分に喝を入れたくなる。
「あっそう……」
ええーーーー。
会話終了?どゆことぉ?
それにしても態度悪すぎだろ!
俺の心のツッコミが止みそうにないので、俺は頑張って声をかけた。
というか、これはさすがに聞かないと不味いだろ。
「あ、ナナさんです、よね?」
「そうだけど」
だからなに?見たいな表情のナナさんはあからさまに俺を拒絶してるように感じる。
コミュ力のない俺にこの子がパートナーは辛すぎる。しかも女子だし。ギャルっぽいし。
うんー……何を話すべきかー。
「あんた、なんかパッとしない感じね。なんか弱そう」
いきなり失礼な奴だな。と少し苛立ったが、スタートから喧嘩は良くないと思い我慢。
「足だけは引っ張らないでね」
冷たく言うナナさんにまたも苛立つが、我慢ガマン……。
「は、はは。極力頑張るよ」
そんな俺の言葉に対してフンっとだけ返事をしてメニュー画面を確認する。
笑って誤魔化すが、内心めちゃくちゃムカついた。
なんなんだこの女。足を引っ張るも何もまだ差なんてないだろ!それに弱そうって、見た目は関係ないだろ!
俺がイライラしていると、急にパートナーがメニュー画面を閉じて、俺の眼をしかめっ面で見る。
「レベル上げに行く」
「え?」
俺はいきなりナナが話したことに驚いて上手く聞き取れなかった。
「だからレベ上げ行くっていってんのっ!」
「あ、はい!」
んな、自己紹介もロクにしてないのにいきなりレベ上げかよ!
てか、俺つい敬語になっちゃったし。
あーもー、こんなギャルがパートナーでこの先やってけるのか?
はぁ〜…………
本日最も深いため息を吐いた俺であった。
白川みつきです。
今回も短いですが、すぐに更新できて良かったです!
それはともかく、ブックマーク15ありがとうございます!
すっごく嬉しいです!
目標まであと70P! 頑張ります!
目指すは読んでくれた人がブックマークをつけてしまうような作品を書きたいと思ってます!(それは難しいと思いですが 笑)
本当にありがとうございます!
これからもよろしくお願いします!
ではでは!
追記
PV(アクセス数)4000突破!
ユニーク数1000人突破!
ありがとうございます!




