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第1章-10

6/21

読んでくださりありがとうございます!

この第1章-10を読む前に、

第1章-9の最後の部分の内容を大幅に変更したので確認してくださるとありがたいです。

本当にすいません!

さすがに高いその宿の値段にサクヤはNPCである店主に文句をつける。

「さすがに高すぎるだろ?」

サクヤ自身、言ってもどうしようもないことも、痛々しくケチ臭いともわかっているが、どうしこの値段なのかが知りたかった。

するとNPC宿主は咳をするとサクヤに告げる。

「ここの村はめったに人が来ないからこの料金になってしまうのも仕方ないんだ」

(な、なるほど。だが、さすがにこの値段を2部屋。つまり700G払うのはもったいない。明日の準備代も考えると、無駄遣いはできない)

サクヤは頭の中で何度も計算をし続け、唸りながら思考を働かす。

そんな様子を見てまたふふっとユウは吹きそうになるが、両手で抑える。

思考を巡らせ3分。そして、結論が出た。

「うぐぐ」

サクヤは悔し悲しそうな表情を浮かべ、震える手で店主にGを支払った。

そして、後ろに振り返ったサクヤは平然を装いユウに告げる。

「ゴールドが高すぎるから、今回は1部屋だけ借りことしたからユウが使ってくれ」

ユウは驚いた表情で「え、えぇ!」と言い、疑問をぶつける。

「サクヤさんはどうするんですか!?」

「俺は大丈夫だよ」

大丈夫ないけどっと心で呟くサクヤ。

「村のベンチとかで寝ればいいし、それに慣れてるから」

そう言ったサクヤは、自分がレッドプレイヤーであったことを思い出したが、すぐに首を振って忘れる。

「で、でも……」

ユウは罪悪感に似た気持ちで下を向く。

「大丈夫だって!」

ニッっと笑うサクヤの表情に気が軽くなったが、やはり申し訳なく思った。

「…………あ、あのぉ」

(頑張れわたし……」

ユウは心の中で自分を応援する。ある一言を言うために。

「ん?」

「そ、そ、その」

(恥ずかしいことじゃない。普通。普通)

自分にそう言い聞かせるが、ユウの顔は見る見るうちに赤くなりリンゴのようになってしまった。

「うぎゅ〜〜〜」

(ダメだ〜〜〜)

「ど、どうしたユウ!? 大丈夫か? よくわかんない言葉発してるぞ?」

サクヤは崩れ落ちるユウに何度も声をかけたが、その声はユウには届かなかった。



「ここは?」

目を覚ましたユウは薄っすらとした視界の中で辺りを見渡した。

(わたし倒れちゃったんだ。えっと、たしか、宿のカウンターにいて、言いたいことがドキドキしすぎて言えなくて)

ユウは目を閉じ、続けて思い出す。

(そ、それで倒れて、今ここにいる……)

ユウの顔はまたも赤くなった。

(ってことは、ここまでサクヤさんに運ばれたってこと……)

「ううぅ」

ユウは恥ずかしさのあまり、頬をまたもリンゴのように染めて唸る。

するとドアがコンコンと鳴り、例の人の声が聞こえてしまった。

「ユウ?起きた?」

「うひゃっ!」

ユウは驚きのあまり思わず変な声を出してしまった。

「だ、大丈夫か?また変な声が出てるぞ?」

「だ、だ、だいじょーぶです!」

テンパるユウとは対照的にサクヤは冷静に聞く。

「入ってもいい?」

「は、はい!」


サクヤが部屋に入ると、ユウはベッドの上で足をフラつかせながら座っていた。

「ほんとに大丈夫か?」

心配した表情でサクヤはユウの顔を覗くと、ユウは目をぎゅっとして「大丈夫ですっ!」と少し強めに言った。

「それじゃあ、そろそろ」っとサクヤが時計を見る。時刻は10時を回っていた。

「もしお腹が空いてるなら、宿を出たところをすぐ左に曲がれば食堂があるから」

ユウが寝てる間に村探索と明日の準備を済ましていた。

「なんかお腹空いてないですし、明日早いからもう寝ちゃいます」

そう言ってるもののユウの本心は

(ほんとはお腹空いてるけど、この時間に食べると太っちゃうかもしれないし。サクヤさんに食いしん坊って思われたくないし……我慢)

ユウの苦しそうな表情にサクヤはまたも「大丈夫か、ほんとに」と思ったが、さすがにしつこいと思ってやめた。

ユウは空腹に耐えながら無理した笑顔を浮かべる。

(……VRMMOならこの時間でも食べてたのにな)

そう思いながら周りを見る。

本物の木でできた壁やら何やらがそこにはあった。

サクヤが扉に手をかけると、振り返り。「おやすみ」と静かな声で言うと、ユウは宿屋でのことを思い出した。

(今度こそ……)

勇気を振り絞ってユウはサクヤを呼び止める。

「さ、さくやさん」

「ん?」

ドアを閉めようとしていたサクヤはユウの方を見る。

「その……」

ユウの鼓動がドクンドクンと早くなる。

大したことを言うつもりはないのにどうしてこんなにドキドキしてるのか自分でもわけがわからなかった。

「…………」

一息つき、俯きながらサクヤに言った。

「……い、一緒に寝てくれませんか?」




6/21

おはようございます!白川みつきです!

読んでくださりありがとうございます‼︎

今回はユウの心情をメインに書きました。元々はユウの一人称で書こうと思ったんですが、そうするとサクヤの心の声とツッコミが入れられないっと思って神様目線にしました(笑)

次回はユウの驚きの発言のその後と、狩場での様子、帰宅までを書こうと思います。

お楽しみに!


なんと『セカンド・ワールド・オンライン』(略:SW)のアクセス数が2000を超えました!

いつも読んでくださり本当にありがたいです!

お気に入り登録も増えてとても嬉しく、モチベーションがとても上がりますっ!


これからもよろしくお願いします‼︎

ではでは!

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