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・人名と物の名前の置き換え、省略
Q.人物と物の名前で文章がくどくなる。どうしたらいいの?
A.置き換えや省略を駆使しよう。
いちいち○○は――○○は――って書くと、割りと鬱陶しいよね……
同じ表現ばかり使うのが好ましくないのと同じように、人名や物の名前も頻繁に使うのは好ましくないのだ。
今回は自分が実際に書いた文章(ちょっと改編したけど)を例文にして、例文中の()内に置き換え、省略した言葉を補ってみたよ。
例文の前提、ルキ君→勇者兼吟遊詩人。
例文:
朗々と響くルキの声が、やんだ。(ルキは)指先の痛みに眉をしかめながら、楽器を指でかき鳴らす。
「運命の物語。鎖の、物語」
彼の言葉と共に、(ルキが弾いている)楽器の音も止まった。勇者の声に聞き入っていたエトナは(テーブルの上に置いてあった)カップを手に持ち、ココアをすすった。(ココアの)優しい暖かさと甘さが、口のなかに広がって彼女の体を暖める。ルキは(いままで弾いていた)楽器をテーブルに置いた。
補足:読み手の記憶力と想像力を信じて大胆に、置き換え、省略を行おう。しかし大胆すぎると読み手が置いていかれてしまうから、バランスが大事。




