表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヒーロー☆スター  作者: 健兎
二章 魔女と翼
32/37

三十二話 迷宮⑥


迷宮編、長し。…でももうすぐ完結!



時は少し遡る。


「…………」


攻撃そのものを避ける事はできない。だが急所を外したり受け流したりしてダメージを減らす事はどうにかできる。


「……………!!」


固いボールが膝を叩く。思わず膝を着いたところにワイヤーで連結された槍が襲いかかる。


「あ"…」


体が限界を訴える。


「…………限界、かな」


退屈そうに木の槍やバウンスボールを投げていた青年はその手を止め、こちらに歩み寄る。


「まああれだけのハンデがあったんだし良くやったよ」


地面に対して並行に倒れているため見えないが、足音は確実に近づいている。


(…迷う事なんてなかったんだ…)


それは後悔では無い。単純な決意。


(…唯一の、力…)


足音が止まる。

そこを見計らって最後の力で立ち上がる。


グレーに光る両手で正面から抱くように青年を囲う。


(…これすらも想定内、か……)


青年は笑っていた。


(…でも今更、退ける…か!!)


たとえ到底かなわない相手にだって、力があるなら、才能があるなら、



「…………挑む!!」



両手を合わせる。ついこの間編み出した新技。強さの源となる『感情』は…、『諦めない心』。


両手が爆弾になったかのように、両手を中心にエネルギー波が広がる。


その時、彼が驚きの表情を浮かべたのを弘星は知らない。


自分の体が宙を舞い、地面に叩きつけられるのがわかる。


(…………)


体が動かない。


「…撃ってくるのは、僅かとはいえ想定内……」


声がする。


(…駄目だったか…)


やるだけやれたんだ。後悔は無い。


「…予想外だったのはその威力。…まさか暴発すら気にせず全力を撃ち込んでくるとは。流石…に…、少しは効いたよ」


それは彼にとって最上級の褒め言葉だった。


「この場で殺すのは惜しい」


「それにこの迷宮ももう長くないしな」


「だから今回は逃す。別に目的は君じゃなかったし」


独り言のように話を進めていく。


「最後に。約束していた正体について。わからなかったら大人に聞いてね。目良理。翼っていうとこにいる中央の幹部。それじゃ」


わずかに開く眼から彼の姿が遠ざかるのがわかる。


「……っと、忘れてた」


その動きが止まる。


「君、何か大事なことを忘れているね。意図的に。…それがわかったらもっと強くなれるよ」


今度こそ彼は去っていった。


「……………」


後に残ったのは、闘いの残した爪痕と、静かに涙する少年だけだった。


流れおさらいその2。正規ルートの方です。



二十話 慣れた後の

中原&渡辺が買い出し→事件勃発


二十二話 迷宮①

中原&渡辺vs謎の男→渡辺負傷、神崎登場


二十四話 迷宮②

横濱vs謎の男→中原、朽木&横川と出会う


二十六話 迷宮③

神崎vs月影夕与(謎の男)


二十八話 迷宮④

横濱vs謎の男


三十話 迷宮⑤

中原&渡辺&朽木&横川、横濱を見つける


…見事にごっちゃごちゃ。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ