十九話 慣れる前の
学園(?)物で10月から始まるやつ初めて見た…。あと気がついた人は気がついたでしょうが、タグの書き方を変えました。(下四つは最新話のタグになりました。)毎回やるのめんd
…ああいうタグの使い方も普通しない。
ペース遅れ&短。申し訳ない。
あとそろそろイベントで文化祭について出て来ます。そんなでっかく扱うつもりはないですが。設定に協力してくれた友人の皆さん、ありがとうございました。
(よく考えたらまだこっちきてから3日しか経ってないんだよな…)
その3日の間にあった出来事があまりにも多く濃かったため、とても数日とは思えない感覚だった。
「よっ」
短い挨拶と共に後ろから肩を叩かれる。
「あ、良川…と紗倉……」
「おはよー。小鞠でいいよー」
良川真琴と紗倉小鞠。ここに来てから一番初めに声をかけた人達だ。確かこの二人は幼馴染同士で天然でふらふらしてる小鞠の方を真琴が保護(的なやつなのか?)している…んだっけか?
「二人は家とか近いの?」
とりあえず何か話さねば。
「うーん…、まあ近いのかな…。徒歩1分位…」
「子供自体あんまりいない地域だったからな。一番近くだったんだよ」
「そうなんだ…」
「………」
「………」
「………」
会話、終了。
「あ、あのさぁ…」
「横濱!」
「………」
この声…。聞き覚えのある声に振り返る。
「神崎」
神崎義人。『ヒーロー』でありこっちに来てから初めて会った同学年だ。
「まだ学校まで時間あるし、ちょっと付き合ってくれるか?」
☆
「先輩?」
「そう、この学校には『ヒーロー』は公にしているのが10人。実際は横濱みたいに隠してる奴もいるからもう少し多いだろうな。うち8割が『タイルス』所属だ。そんでそのうちの二人が今日会えるって言うから今から簡単に挨拶に」
「あ、うん…」
香さんの話によると、現在ヒーローは1000人に一人の割合であり、全体の6割が未成年だとか。そう考えるとあながち不思議ではない。
「あ、先輩!」
校庭の隅に立っている二人が顔をあげる。一人は割と小柄な女子。文庫本を読んでいたようで手に持っている。もう一人は逆に長身な男子で、すらっとしている。
「朽木 八重さんと横川 佑磨さん。どちらも二年生だ」
「横濱弘星です…。よろしくお願いします…」
会釈して挨拶する。
「……くちっきー……」
「へ?」
「渾名。朽木だから」
「は、はぁ……」
若干目線を下げて先輩を見る。
「……能力は『透視』………だからカンニングし放題……」
「は??」
「………冗談」
「は、はぁ……」
なんだこの人。
「まあそいつはそんな奴だからな。俺は横川。朽木と同じ二年。能力は……要は超ジャンプ力…だな」
「よし、じゃあそろそろ行くか」
「え? …これだけ?」
「うん。もしタイルスで会ったりしたときの為に顔合わせしておこうと思っただけだし…。そろそろホームルーム始まるし行こうぜ」
「え? あ、うん」
「では先輩方、また!」
「おう、じゃあな!」
え? …何だったんだ?
「ちょ……、」
先に戻りだした神崎を追いかける。
「いーからいーから」
??
☆☆
「…というわけで投票の結果文化祭のクラスの出し物は、『喫茶店』に決定しましたー。…まあこのクラスは部活の出し物やる人少ないし、喫茶店は少ないし……、無難じゃないかと。あと、その他色々な意見あったけど、『スタンプラリー』は生徒会が、『お化け屋敷』は二年生がやることになっているし………。あとは『金魚すくい』なんてのもあったが…………」
教卓前で渡辺が発表する。意見は色々あったらしいが、約半分が同じ意見だったので文句を言う人は少なかった。
「じゃあ次回具体的に何をするのか決めるからー。じゃあ解散!」
(終わったー……)
カバンを持って教室を出る。とりあえず今日も早く帰らなければ。
(早くこの環境にも慣れなければな………)
☆☆☆
「…もしもし?」
「あー、もしもーし。聞こえてるー?」
「…あんたか…」
電話越しに聞こえてきた声は聞き飽きた位の声だった。マレフィキウムは自分のいる立入禁止地区を外れ、近くの廃材の上に座る。
「で、用件は?」
「いやー、ちょいと奴らに見つかっちゃってねー、しかも二人。本気出したくないから応援きてくれない?」
の割には口調には余裕があるし、実際自力でどうにかできるレベルなのだろう。
「まあ……、いいか。貸し一つね」
電話を切り、走り出す。
(しかし連中との争いもいよいよ大胆になってきたな……)
進行方向から鈍い音が響く。
(これは全面戦争……、近いかも)
転校し、新しい生活を始め一ヶ月が経過した。生活も慣れてきて、昼間は学校、放課後は『ヒーロー』として研修や雑務をこなす毎日。そして迫る文化祭。そしてその前に……、
次章 二章 魔女と翼




