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ヒーロー☆スター  作者: 健兎
一章 新たなる生活
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十六話 初戦②


ペースかなり遅れてます。どれ位かというと一話か二話で終わらせようとした初戦がこんなに伸びてる位です。




「嘘だろ…」


思わず声が出る。そこにいるはずが無いと思っていたから。さっきあれだけ吹き飛ばした男がここに立っているわけ無いと思ったから。


男が掴んでいる包丁が目にはいる。


「危ない!」


中原を突き飛ばし、自分も後ろに下がる。


予想通り包丁が目の前を通る。しかしそこには明らかにおかしい点が一つ。


(壁が…切れた!?)


包丁が壁に当たると同時にその壁を貫通し、痕を残す。


(ただの切れ味じゃない……!!)


そして気がつく。


(こいつ…、あの通り魔!)


気がつくと部屋の隅まで追いやられていた。包丁が頭上から降り注ぐ。


(落ち着け…、この力で…、守る!!)


両手を合わせ力を発動させ、包丁を受け止める


「いっ!!?」


指から血が噴き出す。


勿論そのままで受け止めたら指が切れること位わかる。ただ今回はこの力があったはず…。


(なら、やっぱり奴も能力を? さっき壁を切っていたし…、ていうか…)


「いったあぁあぁあぁあ!!!!」


指を抑え呻く。こんな経験今まで無かったが故の焦りである。


「横濱君!」


後ろから声がする。


(そうだ…ここで負けたら二人とも…)


無理矢理、さらに一歩進む。相手の体にできるだけ近く。


「おお!!」


相手の肩にむけて手を差し出し、攻撃を仕掛ける。


「!」


当然ながら避けられる。


(本命は…)


「二発目!!!」


さっきと同等、それ以上の力を籠めて叩き込む。


光が炸裂し、壁を突き抜け、家を突き抜けて外の道路に相手が落ちる。


「はぁ…はぁ…」


肩で荒く息をしながら手を抑える。


「横濱君……」


「…あ…」


暫く忘れてしまっていた。


「………もしかしなくても…」


「あ…、えっと……ね、」


「いや、別に誰にも言ったりしないよ」


「…え?」


「なんで言わないかわからないけどそれなりに理由があるんでしょ? それより今は…」


中原の視線は弘星の手に向いていた。


「そっちをどうにかしないと…」



「うわっ!?」


急ブレーキを踏み、車体を道路に対して垂直にする。


「人? ってこいつは!」


現場に向かう途中だったが、目的地を目前にして目的が降ってきた。それもボロボロで。


「平氏、こいつで間違いないんだよな?」


「ええ…、反応もここからでてますし…」


☆☆


とある高層マンションの一室。部屋の照明は上品に薄暗く、遥か下には夜景が広がっている。


「………」


男は右手に持ったグラスを揺らし、足を組み直し、後ろからの来客に応答する。


「………杉護、お前か」


しかしその声に驚きはない。


「秋田はどうするんだ」


杉護と呼ばれた男は静かに男の背後に立つ。スーツ姿に黒いネクタイ、革手袋にサングラスにスポーツ刈りという格好はそれだけでただならぬ威圧感を放つ。


「そうだな。折角チャンスを与えたのに新人なんかにあっさりやられやがって……。ま、お陰で裏での準備は整ってきたし。秋田の方はこっちで処理しておく」


「………頼んだぞ」


杉護はそれだけ言うと回れ右をし、外に向かう。






超今更! 世界観解説①


時は2070年代。ヒーローの出現より早50年。復興の進みも遅く、あちらこちらに廃墟が立ち並ぶ。



2020年、突如として謎の能力を持つ人物が出現。彼等は争いを始め、やがてそれは周りを巻き込み、被害を広げていく。争いは収束しても日本は壊滅状態。さらに謎の能力者が日本でしか出現せず、外交関係は崩壊。日本は鎖国を迫られることとなる。



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