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ヒーロー☆スター  作者: 健兎
一章 新たなる生活
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十四話 初戦

なんとかまた書けるようになりました。短めですが、今年最後の投稿です。皆さん良いお年を!


プロフィールを一部変更しました。




「…これ借ります!」


誰のかも解らない放置された自転車にまたがり、一応という意味で言っておく。そのまま正面を走る車を追いかける。


「香さんに連絡しなきゃな……っと!」


ケータイを取り出す為片手離しになったとたん、バランスを崩して転びそうになる。


(自転車なんて乗るの自体一年振りくらいだしな…。連絡は諦めるか…)


ケータイをポケットに戻して、自転車漕ぎに専念する。スピードが無いとはいえ相手は車。気を緩めるとすぐに離されてしまう。


(追いつけるか…?)




「よし、これから本格的に犯人を潰しに行くわけだが、いつも通り戦闘は私と富士、三神、壁寺で行く。平氏さんは現地までの案内をお願いします。吉野は留守番で」


香の的確な指示により各々が行動を始める。そして五人が車に乗り込み、現場へと向かう。


☆☆


できたばかりの住宅街。右も左も新築の白い壁の家ばかり。道路のアスファルトですらまだ綺麗だ。ところどころにある『分譲中』の旗を余所目に弘星は一軒の家の前にいた。


(この何十軒とある新しい住宅街で購入されているのはここだけか…)


他の家と変わらないかたちの家。他と違うのは駐車スペースにある車。それはずっと追っていたものだった。


(結局30分位は走りっぱなしだ…。だいぶ遠くまで来たな…………!!)


玄関から誰かが出て来た。慌てて電柱に身を隠す弘星。


(あの男……)


駐車場にいた、あの男。だがそれとは別に妙に見た事がある気がする。

男はそのまま細い通路へと。恐らく家の裏にある庭にでも行ったのだろう。


(ドアが開け放たれたまま…! 行けるか……?)


☆☆☆


「あれ?」


学校の裏にある駐輪場で渡辺は首を傾げる。


(鍵掛けるの忘れてたからなー…。パクられたかも…)


頭を掻きながら朝慌てていた事を後悔する。


(でも真琴も小鞠も電車で帰っちゃったし健と横濱君どっか行っちゃったし……)


「うーん…、独りでどうにかするしか無いかな…。とりあえずこの辺探してみるか……」


☆☆☆☆


忍び足で玄関から靴のまま中に。


(片っ端から見て行くしか無いか…? とりあえずは…)


そこで、足を止め、ふと考える。


(何やってんだ? 俺。香さんに連絡する方が先なんじゃないか? こんな事しなくても。中原だって傷付けられるわけじゃないだろうし。そもそもどうして今日会ったばっかりの人にここまでする事があるんだ?)


頭の中に渦巻く邪念。全て違うと解っている。本心じゃない。本当はどうにかしたい。だからここに来た。だけど、言い訳ばかり重ねて、振り向いてしまったら、もう止まらない。真っ直ぐ玄関へと向かう。


そしてその先にあるのは、


「……嘘…」


あの男の姿。



「しまっ……」



体が宙に浮く感じがした直後には目から火花が飛んだような感じがする。そのまま後ろの壁に頭をぶつける。殴り飛ばされたと解るまで数秒を要した。

打ち付けた頭と殴られた額を押さえて立ち上がる。暫く座っていたかったが、相手は待ってくれない。涙で滲む視界から僅かに相手を視認する。


「!」


すぐに飛んで来る二発目の拳。咄嗟に伏せて回避。そのまま廊下の奥へと逃げる。


(やっぱり無理だ…。そもそも殴り合いの喧嘩ですらやったことないんだし、もう次元が違う…)


その時、自分の拳が目に入った。


(でも…。今は力が…、少なくとも前よりは…)



拳を握る。


迫り来る目標を捉え、拳を振るう。




……空振り。


(そんな!? あの時はこれでできたはずなのに!?)


気がつけばもう目の前に来ていた。


「あっ…」


今度こそ、意識が飛ぶ。




登場人物紹介


NO.000

人物名

フリガナ

性別

(能力)

(所属)

身長

(体重)

年齢

知能

攻撃

防御

体力

速さ

(知能〜速さまではA〜Eの五段階評価。その人の年齢の平均をCとした場合の)

好きな色々

嫌いな色々

説明



NO.001

横濱 弘星

ヨコハマ ヒロホシ

????

タイルス活動課

172

60

15

家族

敗北

一夜にして家族を失い、叔父の家に逃亡するも二年後に再び失う。そこを日光 香らに保護される。優柔不断。感情に揺られやすい。



NO.002

白木 智子

シラキ トモコ

瞬間移動

タイルス

???

16

観察

退却

二度にわたり横濱 弘星を助ける。その時の戦闘により現在生死不明。



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