【episode1】始業式
物語を書くのは初めてです。
何卒暖かい目で見守っていただけると幸いです。
『人と明るく話せるようになりたい。』
これは私の一生の夢で目標です。
朝目が覚めたらいつもと同じ天井いつもと同じ朝。ただしいつもと違うことがひとつある。それは、高校2年生の始まりのチャイム、始業式だ。
今日のために鏡の前で笑顔で「おはよう!私は日向 日向!あなたの名前は?」と挨拶をする練習を欠かさずしていた。
頭の中でイメージトレーニングをしながら電車に揺られ、最寄り駅に着いた。急な上り坂の先に私が通っている学校、華陵高校がある。
教室に入ると半数くらいのクラスメイトがグループを作っていた。
(出遅れてしまった、、、とりあえず隣の席の人に話しかけよう)
黒板に貼られている座席表を確認し、席に着いた。左隣はまだ来ていない。右隣に目をやると、男の子が友達らしき人と話していた。
「俺、不知火 愁月。お前の名前は?趣味とかあんの?」
(陽キャだぁ……)
始業式が終わり教室に戻ると、誰かが話しかけてきた。
「なぁ、お前なんて名前?」
顔をあげるとそこには根元だけ地毛の金髪男子、不知火が顔を覗かせていた。
(話しかけてくれた…!練習の成果を発揮する時!!)
「あ、あの、、えっと、日向 日向……です………よろしくお願いします」
日向は俯きながら答えた。
「俺は不知火、不知火愁月!よろしくな!」
とりあえず自己紹介できて安心したのも束の間
「"ひゅうが ひなた"なのか"ひなた ひゅうが"なのかわかんねぇ名前だな」
何も言えなかった。何を言ったらいいのか分からなかった。普段は誰も話しかけてくれないし、話しかけない。だからなにを言うのが正解か分からなかった。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
ゆっくりマイペースに書いていくつもりですのでお付き合いください。




