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自由と双翼  作者: 宵李
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しがらみと自由

 自分で言うのもなんだが、俺は天才だったと思う。

勉強もスポーツも何でもできた。所謂文武両道ってやつだ。

最初のうちは、親に褒めてもらいたくて頑張ってたんだが、いつしか他の人に抜かれるが怖くなってたんだろう。


高校受験が近づいてきた時に新型のウイルスが流行った。俺は受験の前日にそのウイルスに感染してしまった。運が悪かっただけなんだろう。両親もそう言ってくれた。分かってはいるが認めたくなかった。

俺は感染している中、志望校の受験を受けた。



結果は受からなかった。

そりゃそうだ。体調が悪い中受けたんだ。頭も回らない呂律も回らないおまけに鼻声だ。面接なんて最悪だった。

こんな結果になるなら二次募集で受けたほうが絶対によかった。

抜かされる。他のやつらに先に行かれる。そう思った俺は焦りに焦りまくった。そんな焦ってる中ほかの高校の受験に受けても結果は同じだった。15歳にして一浪だ。


そこからは絶望の日々だった。何をしてもうまくいかず自分が何をしたいのか、何を目指して頑張っていたのか。全てが分からなくなっていって、次第にどうでもよくなっていった。




飛び降り自殺を知っているだろうか。年間で約2500件以上の数を誇る有名な方法だ。俺はその一件にカウントされてしまった。


「ああ、風が気持ちい。このまま落ちたら飛べたりしないかな。」

地上60階建てのビルの屋上で俺は一人つぶやく。

天使や悪魔など、ヒト型に羽が生えた物は幼いころから憧れていた。

あの自由さ、だれからも縛られない自由。自由に空を飛び自由に生きる。憧れだ。



あぁ、そうか。俺は自由になりたかったんだ。

このしがらみだらけの自由がない世界が嫌なんだ。

そう自分が何を目指していたのか分かったとたん、自然と体の重心が前に倒れていき、俺は地上60階建てのビルの屋上から落ちた。


「空を飛ぶって気持ちいんだな、、やっと、やっと自由になれる!!」

「生まれ変わったら、今以上に自由に生きてやる!!」




ドンっっ!!



2021年6月22日 午後6時20分 東京西新宿にて15歳と思われる少年の転落事故が発生。転落の衝撃により、即死とみられる。





薄暗く真っ暗の中どこからか来たひんやりとした空気が少年の肌を撫でる。

「んん、、あれ、ここはどこだ?...って俺生きてんじゃん!?」


これは、メルデンという世界で自由という事に強く執着した男の、剣と魔法の世界のお話である。

ここまで読んでくださりありがとうございます。初めての投稿ですので至らないところが多いでしょう。ご指摘してくれるとありがたいです。

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