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スキル【迷宮管理者】に目覚めた俺氏、スレ民たちとめちゃくちゃに発展させるw  作者: もかの


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第──話 nnn年後の日常

「──なぁー、今日の定期考査できた?」

「……ちょっと、マズい」

「安心しろ。俺もだ」

「今どこに安心できる要素あった?」


 俺たちは埼玉の街を談笑しながら歩く。

 高校1年生、初めての定期考査を先ほどようやく乗り越えたのだ。


 ……乗り越えられなかった可能性の方が高いが。


「まぁテストのことなんか忘れてさ、帰ったらゲームしようぜ」


 赤点のことなんて忘れたほうが身のためだ。

 取り返しのつかないことをいくら考えても仕方ないってことよ!


「あー、ごめん。俺見たかった動画があるんだよな」

「動画?」


 お前いつもはなによりもゲーム優先なのに……?


「お前さ、×××年前の日本全国スタンピードって知ってるか?」

「? 当たり前だろ? 中学の教科書に載るくらいなんだから」


 日本全国スタンピードとはなんとも懐かしいものを言ってくることだ。

 高校入試以来、ひっさしぶりに聞いたわ。


「MyTube見てたらよー、あの災害の真相っていう動画を見つけてさ。それを昨日見始めたんだけど、面白すぎて止まれなくてよ」

「お前赤点取った原因それだろ」

「てへ」

「『てへ』じゃなくてな?」


 にしても……日本全国スタンピードの真相?

 高校生男子には少し興味が惹かれるその言葉に、俺は久しぶりに災害のことを思い出す。


 日本全国スタンピード。

 今もなお世界中に存在するダンジョンから、無数の魔物が地上に溢れて襲いかかってくるという最悪の災害。

 それが日本全国で同時多発した災害だっけ。


 日本三大災害として有名だもんな。


 たしか……世界最強の冒険者、氷室玲央と九条綾人、そして当時まだ高校1年生だった××××がラスボスを倒した……とかなんとか。


 それに、犠牲者ゼロなんだっけ?


 まぁたしかに、日本全国でスタンピードが発生してるのに、3人で犠牲者ゼロで終わらすとか無理だろとは思ったけどさ。


 ……やば。

 真相、興味湧いてきた。


「それで、動画の内容どんな感じだったんだ?」

「お、興味湧いた感じ? 感じ?」


 ニヤニヤと聞いてくるコイツに俺は「うっせ」と悪態をつきながら話を聞く。


「まず、お前には知ってもらわねーといけない人物が一人いる」

「えなに、急に仰々しくなって」

「それは──スレ主、だ」


 わけわからん単語を発しながら俺にスマホ画面を見せてくる。


「なにそれ? あとなにこれ?」

「これはスレッド、って言ってな。まー、匿名掲示板よ」

「へぇ……これがどしたん」

「このスレッドを立てたやつ──つまり、スレ主が真の救世主ってわけ」


 あぁ、嘘だな。俺はすぐに察した。


「嘘と思うじゃん? 詳しくは動画見たらわかるんだけど、これが真実っていう証拠がたくさんあるんよ」


 しかしコイツは、それをわかった上でそう言ってくる。




「とりあえずこれを見てくれ。

 このスレッド──



『【この国】とりまドラゴンに畑仕事させるわ─過剰すぎるって【終わったw】』



 の内容と、

日本全国スタンピードが発生した『深淵のスターリヴォア』の近くにある、謎に包まれたダンジョン。

 名前はたしか…………




『スキル【迷宮管理者】に目覚めた俺氏、スレ民たちとめちゃくちゃ発展させた結果がコチラw』




 だったかな?」











スキル【迷宮管理者】に目覚めた俺氏、スレ民たちとめちゃくちゃに発展させるw


FIN.












999.もかの《作者》

改めまして、本作

「スキル【迷宮管理者】に目覚めた俺氏、スレ民たちとめちゃくちゃに発展させるw」

は、これにて【完結】となります。

ここまでの応援ありがとうございました。


いやはや……最終話の枠組みすらスレ主の圧力で超えられてしまうとは……。

まぁ、最後くらい彼らの好きにさせましょうか(笑)


それでは皆様。

本当にありがとうございました……っ!!

また、なんらかの運命の下、皆様と巡り会える奇跡を心より願っています。



1000.スレ主

ったく、お前なげーよ!

こっからは俺の番だぜ! とうっ!

おまえらのことだから、俺が最後に大ボケすることを期待してるかもしれねーけど……すまねぇ。

スレ民とはこれからも一緒だけど、お前らには会えなくなるって考えたら、ボケる気力が出なくてよ……。

だから、誠心誠意、感謝の言葉を述べさせてくれ。


本当に、皆様のあたたかい応援のおかげで頑張ってこれました。

今一度、感謝の言葉を述べさせていただきます。

ありがとうございました。


俺がスレ民たちと築いてきた日常も本物だし、お前らと繋がった日常も間違いなく本物だった。


……。


っはは! 涙の別れって、悲しいな。

ここは匿名掲示板だ。

気付かないだけで、俺たちは毎日だって繋がってるかもしれねえ。

ならここは、俺たちらしくいこうぜ。


それでは………………




お前ら、これからもよろしくなっ!!!!!!






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