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ピンクの報告

「ドラロンを見かけただと!」

執務室でコルベットから報告を受けているカリメロンド。

「はい、これがそのときの写真です」

机の上に1枚の写真を置くコルベット。右脇には黄色い安全ヘルメットを抱えている。

カリメロンドは写真を見ながら

「随分と楽しそうじゃないか・・・」

そこには満面の笑顔で両手を挙げて踊っているドラロンの姿が映っていた。

「ピンクの報告ですと、それはもうノリノリだったと。

それからドラロンが作ったと思われる楽器があったと」

そう言いながらコルベットは2枚の写真を机の上に置いた。

1枚はドラムを叩くJB、もう1枚はラッパを吹くクワーマン。

「楽器とは・・・ドラロンめ何を企んでおるのだ。

我々の目を欺き武器を隠すためのカモフラージュではあるまいな?」

「わかりません。

ピンクにはバンドメンバーの素性についても調査を言いつけております」

「ドラロンめ・・我々の抗議活動(嫌がらせとも言ふ)が好をそうし

人里離れたところに移り住んだと聞いておったが」

カリメロンドは立ち上がりゆっくりと窓際へ歩いていく。

夕暮れに染まった遠くの山を見ながら

「やっかいなのは仕込まれている武器だ。いや、武器というよりは兵器。

やつにとっては趣味の一環かもしれんが軍隊をも凌駕する恐ろしいものだ。

楽器にも兵器を仕込んでいるに違いない」

「それから魔槍士ドグマの姿も確認しております」

机の上にもう1枚の写真を置くコルベット。

頬を赤らめニヤついているドグマの姿が映っている。

「魔王親衛教会め、やはり今回の件に関係しておったか」

カリメロンドは振り返りながら5本の指を開き手の平をコルベットへ向けながら

「早急にセーフティレンジャーを再編成せよ!」

「すでに選別は済んでおります」

「あいかわらず仕事が早いな」

コルベットは左手の中指を眼鏡にあて

「恐れ入ります」

ゆっくりと日が落ちていく様子を見ながら

「ドラロン作の楽器を所有するバンド・・・やつら一体何者なのだ」

現時点では単なるロックバンドなんですけどね。

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