双子の誤り
俺、健とこっちにいる文人は双子。
俺は、2年B組で文人はD組。
髪の毛とか身長とか体重とか全て同じで…
なんと、好きな女子のタイプも同じだった。
よく間違えられる。
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ある日、俺はある女の子とバイト先で出会った。
その子は完璧な女の子と言える人だった。
名前はリナ。
俺の一つ上だった。
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健はリナと次の土曜日、近くの高級な喫茶店に行くことになった。
その話しが成立したのはバイトが終わった後だ。
リナ:「じゃ・・・また今度ね」
健:「うん、じゃ・・」
健はウキウキだった。
家に帰ると文人が待っていた。
文人:「おい!!遅かったな…バイト長引いたのか?」
健:「ちょっと俺の部屋きて!」
文人の手を引いて健の部屋に入れた。
文人:「どうしたんだよ・・・そんな顔真っ赤にして・・・?」
そして、次の土曜日、リナと会うことを話した。
文人:「おぉ!!やったなっっ!!スゲェーいいなぁ・・・。さっそく彼女かよっププ」
健:「いや、彼女じゃねーよっ。バイトの事で合うだけ。」
~~次の土曜日~~
「ふわぁ~・・・あっ、そうだ今日リナさんが喫茶店に来るんだ!」
「このシャツ着ていこうかな・・・ちょっと合わないかな?まっこれでいっか!!」
朝の10時。ひっそりと玄関のドアが開く音で目がさめた。
健:「今・・何時だ?あっ、そうだ!!今日…リナと喫茶店で会うんだ♪」
そして健は自分のタンスを開けた。
・・・・・
健:「あれ?あれ?俺の・・・・・」
健はタンスをあさった。
健:「俺の・・・、新品のTシャツがない!!」
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リナ:『健さん…まだかしら…』
リナは喫茶店の奥の方の席に座った。
すると、緑のチェックのTシャツを着た1人の男性が走ってきた。
「ハァ・・・ハァ・・・遅れてごめんなさい!!ちょっと・・・服選びに迷って…。」
リナ:「アハハっ、あなたらしいわね。まぁ座ってください♪好きなもの頼んでいいですよ。」
健は、白い色のTシャツをはおった。
ボタンがすこし 込んでいる。
健は思いっきり大またで走った。
ーリナさん待ってるだろうなー
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リナ:「そういえば…最近、CD買ったんですってね!どんなCD買ったの?」
「えっ…えーーっとぉ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
緑のTシャツのカゲがすこしゆれる。
リナは興味深い顔をしている。
「普通の・・・ポップスっぽい曲・・・・・かなぁっ」
冷や汗が出た。
リナ:「へーぇっ…そんな曲聞かれるんですか♪今度聞かせてくださいね」
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健は喫茶店の前へ着いた。
ドアを開けがてら、リナを探した。
そして、髪の毛の長いリナを見つけた。
健:「あっっっ!!リーーナーーーさ・・・・・。・・・・???!!!」
健は一瞬驚いた。
なんとリナの目の前には健の双子の“文人”がいた。