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37-3.PRESS

「なんだ、そんなことか。最初からそう言えばこんな面倒なことはしなくて済んだんだ。」

男はそう言うと反乱軍の兵士に顎で合図を送る。そのまま俺たちの縄は解かれた。

「王都の人間は俺らを必要以上に怖がる。俺らは南部の民を帝国のくびきから解放したいだけだ。略奪行為をする反乱軍を名乗る連中とは違う。軍や財務省のやつらでもなければ殺しはしねえさ。」

俺たちの顔が引き攣る。

「引き留めて悪かったな。早くいけ。」男はそう言うとあっちにいけというふうなジェスチャーをする。

俺たちは逃げるようにその場を去った。



「あれはまともな方の反乱軍だったってことかな?」シルヴィアは質問してくる。

「どうなんですかね。よくわからないですね。でも、略奪行為をする奴らとは違うって言ってましたよね。」

「うん。言ってた。単純に怪しかったから捕えたんだろうね。職務質問みたいな。もしかして鎧に書いてあるおまじないの効果が?」シルヴィアがハッとする。

「違います。」

「そうか…良くも悪くも南部は村社会だからよそ者には警戒しているんだろうね。」シルヴィアが反乱軍の方を見つめる。

「一旦帰りましょうか。」

「そうだね。あまりにも迂闊だった。」

俺たちは意気消沈しながら帰路に着いた。


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