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30-2.王都ショッピング

 「そういえば、なんで先代と今とでは皇帝と王で呼び方が変わってるんですか?帝国なのに王都って言うし。」


俺はこの世界に来てからずっとモヤモヤしていたことを吐き出す。


「確かに俺も最初は気になった。でも、ここと俺たちのいた世界は発展の仕方が違う。だから、その辺の呼び方についてはこっちの事情があるんだろうな。」


「まあ、王都は他国を支配して帝国になる前から王都だったから王都って呼んでるんでしょうけど。今の王が皇帝を名乗ってないのが不思議ですよね。」


「うん。そもそも古文書を読んだ限り皇帝という単語が本格的に出てきたのは200年前くらいからなんだ。あと、この国は精霊信仰の国だから、ローマ教皇から皇帝の位を授かる。みたいなことが起こらなかったからな。先代が皇帝を名乗ってたのはなんと言うか、則天武后みたいなノリなのかもしれないな。」


「こちの方がかっこいいじゃんみたいな?」


「うーん。厳密にはそうじゃないかもしれないが、そういうブームがあったのかも。」


「ブームねぇ…」



「おい男子諸君?女性陣のショッピングに連れ回されて退屈だからって階段の下でつまらない話をするのはやめろ。」


袋を大量に持ったシルヴィアに声をかけられる。


「なにか良いもの買えましたか?」


俺は尋ねる。


「じゃーん。これだけの戦利品を手に入れたぞ。」


たくさんの袋を見せびらかす。


「へえ、よかったですね。」


棒読みである。


「みてタダヒロ!色々買っちゃったよ。」


クロエさんも嬉しそうに紙袋を見せびらかす。


「そうだぞ。どうせ南部にはこんな店ないぞ。今のうちに楽しまなきゃ。」


シルヴィアは遠い目で言う。


「宮崎配属になった友達も2月ごろこんなかんじだったな。」


タダヒロも遠い目で言った。

その後も俺たちはしばらくショッピングに付き合わされた。


昼食は美味しかった。


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