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20-2.財務省
「さっきのどういうことですか?難しくてよくわかりませんでした。」
省からの帰り道に俺は尋ねる。
「私もわかってないよ。門前払いされそうになって、一回頭が真っ白になったけどあなたが時間を稼いでくれたから助かった。上手くハッタリを考える時間を作ってくれてありがとう。」
「それはどういたしまして。でもわかってないって、どう言うことですか?通運省から暗号が来てたって。」
「だからそんなこと知らないわ。私は親友に賭けただけ。あの時咄嗟にシャルロッテがなんとかしてくれてる可能性に賭けた。そして私はその賭けに勝った。それだけよ。」
シルヴィアは顔にかかった髪を払う。
「え、じゃあ、何も来てなかったら。」
「追い出されてたね。」
シルヴィアは愉快そうに言う。俺は気絶しかけた。
「本当にかなり危なかった。」
シルヴィアはため息をつく。
凄まじい胆力に関心するとともに少し引いた。




