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10-2.早い再会
同じ頃、帝国軍司令部ではペトロバツが執務室で報告を受けていた。
「司令。迷宮都市に向かっていた特務部隊のB班との連絡がつかなくなりました。」
ペトロバツは考え込む。
「最後に伝令魔術で、地割れがあったため迂回する。というのを最後に交信が途絶えました。」
「A班は?」
「A班は現在問題なく迷宮都市に向かっています。」
「そうか。参ったな。」
「B班失踪の件の調査は行うべきでしょうか。」
「そうだな。謀反人の件と関係があるかもしれん。もしくは全く予想だにしない何かが起きているのかもしれん。まずはB班失踪の調査を行え。調査だけだぞ。」
「はい。謀反人の拘束に関してはいかがいたしますか?」
「うむ。特務部隊は万全の体制で任務に挑む方がいい。次の命令まで待機しておくように。」
「了解。」
大尉は敬礼してから執務室を出た。
「次から次へと、全く。」
ペトロバツは頭を抱えた。
「北部への侵攻を急がんとな。」
ポツリと呟いた。




