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爆縮と体温の機知(12)

結局

電池交換が必要なリモコンが

テーブルの上に置いてある

知らないフリをして

置き物みたいな赤い点

白い部屋に浮いているから

叩き壊すか

売り払うか

考えることすら

どうでもいいや


くだらない向こう側に

こちら側の日常は分かりやしない

なんだかんだ云っていても

映画の世界と変わらない

自分の目の前にあるのは

結局

本気で守れる分だけ


ラジオのパーソナリティは

仕事のBGMになっている

喋っている人間であることに

違いは無いが

環境で一番浮いているから

隣の爺さんと

近くのおばちゃんが

声をかけてくる方へ

耳を向ける


作られた向こう側に

こちら側の大切さは分かりやしない

なんだかんだ云っていても

変わらないものは変わらない

自分の目の前にあるものは

結局

広さよりも必要な分だけ


外側に目を向ける前に

手の中に必要なものがある

自分で何とか出来るなら

やってみせようとすること

諦めたから見ないんじゃない

必要無いからだろう

馬鹿らしいから聞かないんじゃない

質が悪いからだろう

誰かが言っても変わらないのは

利益と誰かを比べて

誰かの方が劣っていると

考えているからだろう


どうでもいい向こう側に

こちら側の願いを叶える気は無い

なんだかんだ云い繕って

今が有るなら、それでいい

自分の目の前にあるものは

結局

自分のことしか考えない人間の顔だけ







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