表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に来た俺はチート能力があって魔王に会った瞬間倒した。  作者: ライトニングブロッカー 教
第十四章 チート能力四天王の頂点に立つ者の章。
133/143

第7話 充填開始。エネルギー上昇。高まる力と力。

 特警とっけい管制室かんせいしつに司令官の声がひびく。


「只今より、この青年をセブンスエネミーと認識する! グラムスレイーベルの充填を再開し、充填が完了しだい発射! 目標を殲滅せよ!」


「了解! グラムスレイーベルの充填を再開します!」


 オペレーターたちはキーボードを嵐のごとく打鍵だけんした。


 パイロット(マサラ)は照準の中心に青年を入れる。


 トリガーを持つ手は汗で濡れていた。




 クソがッ!!!


 天周は胸の内で悪態あくたいをついた。


 前にそびえる巨大ロボットを見上げる。


 ロボットと同じくらい巨大な大砲を天周に向けて、ロボットは停止していた。


 人が入れそうな砲口には光が集まっている。


 天周は両手を合わせ、激しく摩擦する。


 サスサスサササササアアアアアアアアアアアアアアアアキィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!


 高速で動く両手は残像し、耳鳴りのような高い音をひびかせる。


 天周は歯を食いしばり、


 目を大きく開け、


 うめき声を上げる。


 我らの戦いを邪魔して、無事で済むと思うな!


 両手の摩擦は激しさを増し、さらに高い音を上げた。




「セブンスエネミーのエネルギーが、さらに上昇しております!」


 司令官はオペレーターの報告は耳に入っていたが、口を開けたまま固まっていた。


 今まで戦ってきた敵は戦闘時に姿を変えていたのだ。


 巨大化する。


 化物に変わる。


 眼に魔法陣を宿す。


 モンスターを召喚する。


 背中に七つの羽を生やす。


 だが・・・。


 ディスプレイに映しだされたセブンスエネミーを見る。


 この青年は人間の姿のままだ。


 今、私たちは一体・・・。


「何と戦っているというのだ・・・?」


 司令官は誰にも聞こえない呟きをもらした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ