表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に来た俺はチート能力があって魔王に会った瞬間倒した。  作者: ライトニングブロッカー 教
第十四章 チート能力四天王の頂点に立つ者の章。
128/143

第2話 指技、暗算速動指。

「食らえッ!」


 チート能力ッ!!!


 倒れている銀のマグナ・ラグナ(ゲシュペイン)天周てんしゅうへ飛ばす。


「巨大ロボットアタアアアアアックッ!!!」


 超重量の物質が豪速で吹っ飛んでいく。


 ブオオオオオオオン!


「フッ」


 天周てんしゅうは右手を出す。


 マグナ・ラグナが天周てんしゅうに当たった。





 ピタッ。





「そんな!? マスター! 巨大なマグナ・ラグナが宙で浮いたまま、ハゲの前で止まりましたよ!」


 ノアが驚嘆きょうたんする。


「あれは、止まったんじゃない。止められたんだ」


「なんですって!?」


「ご明察めいさつ


 天周てんしゅうは指三本で、マグナ・ラグナを受け止めていた。


 ドゴオオオオオオン!


 マグナ・ラグナを落とした。


「なんて握力なんですか!?」



「あれは、師匠から教わった技―――――――――暗算速動指あんざんそくどうしッ!!!」



「なんですか!?」


 俺はゴクリと喉を鳴らし、説明した。


暗算速動指あんざんそくどうしとは、ソロバンができるより前の時代、人々は、指を立てながら、1、2、3・・・って感じで計算していた。日常的に指を早く動かして計算することで、握力が鍛えられたそうだ。その尋常ならざる握力を利用し、計算だけでなく、暗殺などもしていたそうだ。また、指は突出した脳と言われている。指を早く動かすことで、脳が活性化し、高速思考をも可能にするそうだ。時は流れ、ソロバンだけでなく、パソコンができた今もなお、指を早く動かし計算する手法が人知れず伝えられてきた。それがこの、暗算速動指あんざんそくどうしだッ!!!」


「なんですって!?」


余興よきょうだ」


 天周てんしゅうが右手をかざす。


 シュバババババババババババババババババババババババ!


 残像ができるぐらい、早く指を動かした。


 ピタ。


「一秒で75920904328643862646945803まで数えた」


「なんですって!?」


暗算速動指あんざんそくどうしは全ての技の基礎きそ天周てんしゅうのヤツ、とんでもない暗算速動指あんざんそくどうしだぜ・・・・・・ゴクリ」


 俺はあごを流れ落ちる冷汗をぬぐった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ