表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

互いの秋

作者: タマネギ
掲載日:2019/09/08

暮らしに疲れていた男と

暮らしに怯えていた女がいた。

二人はいつしか巡り会い、

互いの苦しみを打ち明ける

ことになった。


それまでは、

自分たちの話に耳を傾ける者はなく、

自分たちも誰かの話に耳を

傾けようとはしていなかった。


無条件に話をし、

話を聞いてもらえることは、

互いの安らぎとなり、

二人は大切な相手になった。


一緒にいたくなるのにそう時間は

かからなかった。

そして、夢の中の長閑な森に、

二人は家を持った。

誰にも邪魔されない秘密の家。

今夜も二人は、その森の家で、

抱きあい眠りにつく。

暮らしに疲れていた男と

暮らしに怯えていた女は、

互いの温もりがなくなることが

怖くなってしまった。

もう、離れられなかった。


人は自分の秋を、誰かの秋に

重ねてみたくなるらしい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ